数あるAndroid用ブラウザの中でも、現時点で最強に最も近いのは、「Opera Mobile」だろう。古くからモバイル版を開発してきただけあって完成度が高く、高度な機能も多数デフォルトで内蔵している

そんなOpera Mobileの使い方を、前後編の特集で徹底紹介するぞ。前編となる今回は、タブブラウジングや検索バーといった基本的な機能や、「Opera Link」「Opera Turbo」などモバイル環境で役立つ独自機能を紹介していく。最強のブラウジング環境を模索している人だけでなく、標準ブラウザで満足している人も、ぜひチェックしてみてほしい。

フォルダで階層化可能なブックマークや、複数のページを開いておいて切り替えながら閲覧できるタブブラウジングなど、基本的なブラウジング機能も標準ブラウザより充実している。

検索バーから呼び出せる検索エンジンは自由に追加可能だ。ページ上でテキストを選択して、ポップアップメニューから素早く検索することもできるぞ。

ブックマークなどのデータをパソコン版と連動して更新する「Opera Link」機能を使えば、行きつけのサイトや出先で利用するために探したページのURLをAndroid側に送る手間を減らせるぞ。

通常の設定画面の設定項目は少ないが、「opera:config」をいう設定画面で詳細な設定が可能。特定の設定項目にジャンプするURLを登録しておけば、素早くプロキシサーバの有効無効などを切り替えることも可能だ。

「Opera Turbo」を有効にすれば、Opera社のプロキシサーバで通信内容を圧縮し、ページの読み込みを高速化できる。閲覧に支障があるサイトは、除外URLに登録しよう。

特集後編は、「コンテンツブロック」「サイトごとの設定」「ユーザースタイルシート」「ユーザースクリプト」などの高度な機能の使い方を解説していくぞ。設定画面が用意されていないので敷居が高く感じるかもしれないが、使いこなせば超快適なブラウジング環境を構築できるので、ぜひ挑戦してみてほしい。