Sync機能を設定済みのAndroid版Firefoxならパソコンから遠隔でパスワードなどを消去可能

様々な情報を詰め込んで持ち歩けるスマートフォンは、紛失や盗難で他人の手に渡ってしまうと、それらの情報を盗まれてしまい不正使用される恐れがある。
セキュリティアプリを導入しておけば、連絡先やSDカード上のファイルなどは遠隔消去できるが、他のアプリが独自に保存しているデータまでは消去できない。ブラウザにパスワードを記憶させていると、アカウントを乗っ取られてしまう恐れがあるのだ。
乗っ取られる前に各サービスのパスワードを変更すればいいが、保存しているパスワードが多くなると非常に手間がかかる。
パソコン版と同期するように設定済みのAndroid版Firefoxを使っている場合、パソコン側のFirefoxに保存されているパスワードを消去してから他デバイスのデータを上書きする設定で同期を実行することで、端末上のFirefoxのデータを遠隔消去できる。
紛失端末からの情報流出を防ぐには、最初から紛失しないように注意するしたり、面倒くさがらずにロックパターンなどを設定しておくのが一番だが、万一端末をなくしてしまった場合は試してみよう。

Firefox – Google Play の Android アプリ

Firefox(パソコン版)



001
まず、Firefoxの設定の「セキュリティ」で、「保存されているパスワード」のボタンを押してパスワード管理画面に進もう


002
遠隔消去したいパスワードを選択して「削除」を押そう。「Mozilla Services」の2つのパスワードを削除してしまうと同期が実行できなくなってしまうので注意が必要だ。


003
「プライバシー」のタブでは、履歴の消去も行なえる。


004
「すべての履歴」を選択して消去を実行すれば、行きつけのサイトを端末を拾った人に知られることを防げるかも知れない。


005
次に、他の端末のデータを上書きするように同期設定を変更しよう。設定画面の「Sync」タブで「アカウントを管理」の「Syncをリセット」を実行する。


006
「他のすべてのデバイスのブラウザデータを、このパソコンのデータと置き換える」を選択して「次へ」を押そう。


007
アカウントに登録されているブラウザの一覧が表示されるので、データを消去したくないブラウザがあったら、そのブラウザの同期設定を削除しておこう。


008
準備が完了したら、メニューの「ツール」→「今すぐ同期」を実行しよう。


009
運良く端末が不正使用される前に端末側での同期処理が発生すれば、端末上のFirefoxに保存されたパスワードが上書き消去されるぞ。


010
不正使用を防ぐための更なる大作として、重要なサービスのパスワードは変更しておこう。

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2012年07月02日21時51分 公開 | カテゴリー: ネット情報活用 | キーワード:, | Short URL
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