「アクセス許可」をよく確認してからアプリをインストールすべし!~Androidのセキュリティ

secuicon検出性能に定評のある大手のマルウェア対策アプリでも、すべての有害アプリを検出できるとは限らない。有害アプリ側も検出を避けるために工夫を凝らしているからだ。

パソコンの場合は、プログラムの侵入を阻止できなくても、プログラムの起動やネットへのアクセス、ファイルの読み書きなどをセキュリティソフトでブロックすることで、有害な動作を阻止できるが、Androidではセキュリティアプリでもこのような高度なシステムの制御は行えないため、一度アプリがインストールされてしまうと有害な動作を防ぐのは難しくなってしまう。

そこで、有害なアプリはインストール自体を避けることが重要となる。
Androidでは、悪用される恐れがある機能を実行するには、利用する機能をあらかじめ列挙してインストール前にユーザーの許可を得なければならなくなっているので、アプリの機能の実現に必要ないはずの権限を求めるアプリは、インストールを見送った方が賢明だ。
また、個人情報の読み取りなど特に悪用される可能性の高い権限を利用するアプリは、本来の機能の実現に必要と思われる場合でも、ネット上の評判をチェックするなどして、十分に信頼できることを確認してからインストールしよう。

ネットアクセスや個人情報読み取りの権限を使わないアプリも安全とは限らない!考えられる手口を知って対策しよう

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「apktool」などのパソコン用プログラムを利用したり、「AppNetBlocker」などのアプリを使えば、パーミッション削除などの改造を行なってからアプリをインストールすることも可能だ。

アプリのパーミッションをチェックして有害な動作を防止しよう 特集
スマホ上だけで手軽に怪しいアプリのネット権限を削除できる「AppNetBlocker」


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2012年04月19日16時00分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード:, , | Short URL
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