Android4.0では、文字入力エンジンの1つとして音声入力機能が追加されている。従来のAndroidにも音声入力機能は用意されており、マッシュルーム拡張アプリなどを利用すれば、すべてのテキスト入力欄で利用できたが、4.0の音声入力では、長文を入力しやすくなるなど、大幅な改良が施されている。
誤認識や入力しづらい記号なども少なくないので、音声入力だけですべての日本語入力を賄うのは難しいが、タッチキーだけで入力するよりは素早く長文を入力できるだろう。Android4.0搭載端末を利用しているなら、ぜひ試してみよう。

音声入力を利用するには、文字入力欄のロングタップメニューや、文字入力エンジンのメニューから「入力方法」を選択しよう。Galaxy Nexus標準のiWnn IMEでは「文字」キーのロングタップでメニューを表示できる。

文字入力エンジンの一覧で「Google音声入力」を選択する。

「聞き取り中」と表示されたら、端末のマイクに向かって入力したい文章をしゃべろう。次々に認識されたテキストが入力されていくぞ。「完了」を押すとキーボード入力に戻る。

一部の語句は誤認識されやすく、句読点や記号もうまく入力できないが、ひとまず一通りの文を入力してから、キーボードに戻って修正するといいだろう。

Galaxy Nexus標準のiWnnでは、設定画面で「音声入力」にチェックを入れておけば、このような音声入力も利用できる。削除などのキーが用意されているのはよいが、連続した入力には対応しておらず、入力が途切れるたびに開始ボタンを押さなければならないのが残念だ。「文字」ボタンで切り替わる画面の1つとして追加されてしまうので、文字種切り替えの邪魔になるという難点もある