パソコンでは複数のソフトのウィンドウを自由に配置して並行利用できるのが当たり前になっているが、Androidでは基本的に一つのアプリの画面しか同時に表示できない。「スマフォは小さなパソコン」のような謳い文句に期待していたのに同じことができなくてガッカリしているという人は、「Fwindow」を試してみよう。
起動するとアイコンがパソコンのデスクトップのように表示され、タップすることで内蔵のブラウザやファイルマネージャ、テキストエディタなどのウィンドウを表示できる。タイトルバーをドラッグして移動したり、右下をドラッグして大きさを変えるなど、パソコンのウィンドウさながらの操作が可能だ。
内蔵アプリの機能は限られているが、一応実際にブラウジングなどに利用できる。複数のWebページを並べて見比べるなど、実用的な使い方もできなくはないが、小さなスマフォの画面では表示領域が狭すぎて使い勝手がよくない。
やはりスマフォにはシングルウィンドウが適しているということが分かるだろう。

Fwindowを起動すると、このように内蔵アプリのアイコンが表示される。

「Browser」をタップすると、このようなウィンドウが開き、Googleが表示される。

ウィンドウは上部のタイトルバーをドラッグして移動したり、右下のアイコンをドラッグしてリサイズできる。もう一度アイコンをタップすれば、複数のウィンドウを開くことが可能だ。「M」ボタンを押すとツールバーが表示され、「X」ボタンを押せばウィンドウが閉じる。

ブラウザのツールバーでは、左右矢印での戻る・進むを実行でき、「+」ボタンではブックマークの呼び出しや登録、「共有」アプリの呼び出しなどを行える。

「Select Bookmark」を実行すれば、Androidのブラウザのブックマークが表示されるので、行きつけのサイトを開いてみよう。

このように、ちゃんとWebページが表示された。画面をドラッグすればスクロールも可能だ。しかし、表示領域が狭すぎて実用には不向きだ。

「Explorer」では、ファイルマネージャのようなウィンドウがで端末上のファイルが一覧表示される。現在の所、テキストファイルのみ開くことが可能だ。

・Fwindow