安定性やブックマークの使い勝手が向上した「Opera Mobile 11.5」 アプリレビュー

独自エンジンを搭載した高機能Webブラウザ「Opera Mobile」が11.5にバージョンアップした。標準ブラウザのブックマークが自動的にインポートされるようになったほか、アドレスバーの横のボタンから素早くブックマークに登録できるようになるなど、ブックマークの使い勝手が向上している。
また、データをOpera社のプロキシサーバで圧縮して転送量を減らしページ読込を高速化できる「Opera Turbo」の機能に、Wi-Fi接続時は通常のアクセスを行なうという設定が追加された。元から高速な回線でOpera Turboを使うと逆に遅くなってしまうことがあるが、この新オプションを利用すれば、いちいち設定を切り替えることなく最適な方法で通信できる。
読み込んだ画像などを端末上に保持して次回読み込みを高速化するキャッシュは、SDカード上に保存されるようになった。SDカードの容量に余裕がある場合は、隠し設定でキャッシュ保持容量の上限を大きくしておくことで、ページの表示を高速・安定化できる可能性があるぞ。
そのほか、レンダリングエンジンの改良も行なわれ、安定性やパフォーマンスも向上しているようだ。

operamobile115_001右下のアイコンを押すと表示されるメニューで「ブックマーク」を選択すると表示されるブックマーク項目一覧に、「Androidのブックマーク」という特殊フォルダが追加される。

operamobile115_002Androidのブックマークには、標準ブラウザでブックマークしたページが表示され、項目をタップするとページが開かれる。ロングタップではこのようなメニューが表示される。

operamobile115_003「インポート」を選択すると、Opera Mobileのブックマークに、コピー先フォルダを指定してコピーできる。

operamobile115_004ページ上部のアドレスバーに星形のアイコンが表示されるようになった。タップするとこのようなドロップダウンメニューが表示される。

operamobile115_005「ブックマークに追加」の右端をタップすると、フォルダを指定してブックマークへの登録を行なえる。右端以外をタップした場合、最上位階層に登録される。

operamobile115_006「ホーム画面に追加」を押すと、ホーム画面にページのショートカットが追加される。他のブラウザが標準ブラウザに設定されていても、このショートカットをタップした場合は、Opera Mobileでページが開かれるぞ。

operamobile115_007メニューの「設定」で表示される設定画面にある「Opera Turbo」の設定では、「Wi-Fi接続時にはオフ」という選択肢が追加された。

operamobile115_008メニューの「ヘルプ」→「データ使用量」では、Opera Turboによる圧縮の効果が表示される。あんスマのトップページは3分の1くらいまで圧縮できたようだ。

operamobile115_009キャッシュの設定を調節するには、「opera:config#DiskCache」というURLにアクセスし、「Size」や「Media Cache Size」の数値変更して「保存」を押そう。単位はキロバイトだ。SDカードの容量に余裕があるなら、初期設定の10倍くらいにしてもいいだろう。

Opera Mobile
最強ブラウザOpera Mobileをフル活用せよ! 特集まとめ

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2011年10月13日12時40分 公開 | カテゴリー: ネット情報活用 | キーワード:, | Short URL
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