Slack上で進捗管理・自動レポート生成・データ解析を一括して行えるLimibot、β版の無料提供開始

普段我々が手に取り何気なく使っている多くのアプリやサイト、これらは世の中の優秀なエンジニア達によって生み出されたものだ。しかし、優秀なエンジニアの全員が優秀な報告者だとは限らない。多くのプロジェクトマネージャーが進捗管理に頭を悩ませるのはこの皮肉な理由が大きく関係しているだろう。さて、今回はそんな悩めるプロジェクトマネージャーに捧げるスマホでも使える進捗管理アプリ、Limijiaoyin Inc.が発表したSlack業務管理アプリ『Limibot』をご紹介だ。

slack利用中の遠隔プロジェクトチームには特におすすめ!Limibotを使った自動管理の魅力

Limibotはslack上で動作する管理ボットアプリ。進捗管理や勤怠管理を可能にするだけでなく、収集したデータからレポートを自動生成したりデータ解析をしてくれる機能を持つ。メンバーの管理を助けてくれるだけでなく、データを可視化する事でプロジェクトのゴールをわかりやすくしてくれるのだ。

具体的な例で言うと、slackを常時利用しているシステム開発プロジェクトは特にハマるのではないだろうか。チームメンバー同士が国境を越えたり全国に散ってネット上でコミュニケーションを取りながら遠隔で進める体制のプロジェクトであれば尚更だろう。

例えば、チームは5〜6名構成。プロジェクトマネージャーはじめUIデザイナーやプログラマー達がslackのチャンネルを使ってやり取りを行う。進捗管理は失敗すれば、後に続く工程全てに遅れが生じる。なので大切な作業だが、slack上でのチャット形式で進捗管理を個別に行うのは大変だ。そんな時に強い味方になってくれるのがLimibot。このアプリを使えば進捗管理を自動で行ってくれるだけでなく、収集した進捗情報を纏めてグラフ化まで行ってくれる。

 

特徴1:質問に回答するだけで勤怠や進捗管理が可能


Limibotを導入すれば、指定の質問内容に対してSlack上で回答するだけでの回答を自動で収集してくれる。操作方法は簡単、salck上でチャットを行うようにbotとやり取りを行うだけだ。Limibotは特定のコマンドを打つと反応してくれる。例えば進捗回答を行いたい場合はreportと打てば、設定しておいたいくつかの質問を順番に投げかけてくれる。報告者は簡単な質問に答えるだけで報告が済み、しかもわざわざ専用のExcelシートやツールを立ち上げなくても作業中は常時開いているであろうslack上で報告できるというストレスフリーさがいい。

しかもリマインド付き!暫く入力しないとボットがリマインドメッセージをくれる。メッセージ内容も「もし今忙しければ、手が空いた時に入力を続行してね」というどこか愛嬌を感じる内容だ。

特徴2:自動レポート作成やデータ解析が利用可能



Limibotが優秀な点として、収集した回答を元に自動でレポートまで作成してくれる機能が実装されているのが素晴らしい。上記のプロセスにより報告者がインプットしたデータを元に、ボットが都度自動でレポートを作成してくれるのだ。ボットによって可視化されたデータはプロジェクトの現状をよりわかりやすく伝えてくれ、プロジェクトマネージャーはプロジェクトに関する様々な判断を行いやすくなるだろう。

特徴3:ボットの質問内容を日本語へローカライズ可能

また、Limibotでは日本語へのローカライズが可能だ。slackは便利な半面、日本語サポートがあまり豊かではない印象がある。しかしLimibotではデフォルトの英語から日本語へ質問を翻訳及び変更することで日本語の使用が可能との事だ。日本人にとっては嬉しい配慮だろう。

実際にインストールしてみた!

インストールはPC・スマホいずれからでも可能だ。Limibotのサイトに設置されたAdd to Slackのボタンを押すとインストール画面が表示される。もしくは、Slackアプリディレクトリにて「Limibot」と検索しLimibotアプリ説明ページよりインストールが可能だ。

ちなみに、前提としてslackを利用している事が前提だ。slackについて簡単に触れておくと、同サービスは主にビジネス向けチャットとして利用されるチャットサービス。2016年10月にはダウンロード数は400万を超える人気サービスだ。特にスタートアップに人気があり、サクサク軽快に動くのでストレスなくチーム内のコミュニケーションを図る事ができる。

また、他にも「絵文字が利用できる」「あらゆる形式のファイルをやり取りする事ができる」「過去の投稿を検索する機能が強力」「PC・スマホ・タブレットなど環境を選ばず利用できる」など、プロジェクトを進めるにあたり頼もしいコミュニケーションツールとしての特徴が多い。

slackに導入したらセッティングを行おう。セッティング画面ではbotの名前やオーナーの設定、メンバーへ投げる質問内容などを設定する事ができる。質問内容は自由に変更できるので、デフォルトで設定されたベーシックなものに加えてプロジェクト特有の質問を加えてゆく事でより詳細な進捗管理が可能になるだろう。


▼設定が完了するとDIRECT MESSAGESにlimibotが追加され、とてもフレンドリーに話しかけてきてくれる。

Limibotは現在、β版が6月23日(金)から無料提供されている。提供元はLimijiaoyin Inc.(本社所在地: 中華人民共和国北京市、代表取締役社長Sun Qiao)。slack上での勤怠や進捗管理の管理、自動レポート生成、データ解析を一括してスムーズに行うことが可能なLimibotの登場によりプロジェクトマネージャーの悩みが軽くなる事を願いたい。

●製品名:Limibot
●提供開始: 2017年6月23日 (金)
●提供チャネル: Slack
●価格: β版のため無料で使用可能
●公式ウェブサイト: https://limibot.io/
●説明動画: https://www.youtube.com/watch?v=a4bsL4NywIc
●Slackアプリディレクトリ内URL: https://slack.com/apps/A3PL93V6Y-limibot

【Limijiaoyin Inc. 概要】
所在地: 中華人民共和国北京市
代表取締役: Sun Qiao
設立: 平成25年
資本金: 3200万円
URL: http://www.limijiaoyin.com/#/
事業内容: Web・アプリ開発、インターネットビジネスコンサルティング

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2017年07月06日16時05分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード:, | Short URL
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