Windows, Mac, iPhoneで定番となっている国産Twitterクライアント「Janetter」のAndroid版が登場した。定番アプリなだけに、ファーストリリースの現時点で既に、Twitterクライアントとしての基本的な機能は全て備わっている、という感じだ。広告表示あり/複数アカウントが3個までという制限あり（有料版は7個まで）の無料版があるので、自分に合ったTwitterクライアントがいまいち見つからない、今使っているTwitterクライアントにはどうも不満がある、という人は試してみては。
Twitterクライアントは、人によって求める要素が違うので、「万人にとって最高」というアプリはなかなかない。「Janetter」は、複数アカウント登録可能、複数タイムラインをスワイプで切り替える操作、「複数タイムライン」にはメンションやDMのみならず、リストやキーワード検索結果を自由に登録可能、タイムラインを下に引っ張って離すことで更新する操作が可能、ツイートロングタップに任意の動作を割当可能、という感じのクライアントだ。ここらへんの機能/操作感覚が合う人であれば、「ベストなTwitterクライアント」になり得るアプリだろう。
また、注目すべき点として、「今後の予定」に、「PC版との未読同期」が挙げられている。PCでもスマートフォンでも未読/既読情報が同期される、というのは、メールやRSSでは当たり前のように実現されているのに、Twitterクライアントではなかなか一般的にならない機能。これを実現できるのは、PC/スマートフォン用クライアントを両方リリースしているアプリのみなので、Janetterには是非期待したいところだ。


・Janetter for Twitter – Google Play の Android アプリ
・Janetter Pro for Twitter – Google Play の Android アプリ
・Janetter公式ブログ

Janetterは、全体的にポップなインターフェイスが特徴。タイムラインを下に引っ張って離すと更新になるという、Twitter社が特許を持っているらしい操作（「Pull-to-Refresh」という。また、特許は持っているが他のアプリがこの技術を使用しても構わないと発表済み）に対応している

複数タイムラインが並び、これをスワイプで切り替える、という操作だ

左上or左下ボタンでFacebook的なメニューを呼び出す。ここでリストや検索メモにチェックを入れると、その項目を「ブックマーク」に追加したことになる

「ブックマーク」は自由に並び替え等可能だ

そして、「ブックマーク」に追加されている項目がタイムラインとして並ぶ、という仕様。この場合、「android-smart.com」検索結果が、四番目のタイムラインとして追加されたわけだ。ブックマークの編集は完全自由なので、例えばホーム画面を消し、リスト等のみで運用することも可能

特徴的な点として、ツイートロングタップに任意の挙動を割り当てられる。お気に入り登録をしまくる人などに便利かも

本文通り、「PC版との未読同期」には期待したい