定番アプリの影に隠れて目立ちにくくなりがちな新興アプリを発掘すべく行なってきた「ベスト・オブ・ルーキーアプリアワード2012」、各部門の選考で1位となったアプリの中からベスト・オブ・ルーキーアプリに選出されたのは、情報収集部門の「Mikan Browser」だ。

調べ物やニュースのチェックなどの情報収集は、スマホの機能の中でも特に利用率が高い。友達との連絡やメディアファイルの観賞などはほとんど利用しない人もいるが、ネットでの情報収集は誰でも利用する機会があるだろう。
そんな重要分野だけあって、情報収集部門には強力なアプリが多数ノミネートされ、注目度でも群を抜いていた。

そんな情報収集部門をMikan Browserが勝ち抜く決め手となったのが、設定の自由度の高さだ。
よく使う機能や端末の持ち方、同時に開くページの数など、ブラウザの使い方は人によって様々で、ある人にとっては使いやすい設計でも、他の人にとっては不便だったりするが、設定を柔軟に変更できるMikan Browserなら、多くの人がベストな使い心地を得られる。
多くの人が満足して愛用するようになれば、活用ノウハウの共有も盛んになり、より便利に使えるようになる可能性も高い。

そんな期待度抜群のMikan Browserだが、Google Playストアに登録せずに配布される野良アプリとなっているため、Google Playストアでアプリを探す人が多いAndroidでは、ひときわユーザーの目に留まりにくくなってしまっている。
そんなところも、新興アプリの知名度向上という本企画の趣旨にふさわしいと判断されての大賞選出となった。

Mikan Browserの設定項目は多岐に渡る。ツールバーのボタンに割り当てる機能を選択できるのはもちろんのこと、タブバーの表示位置の変更なども可能。ジェスチャーも常時認識処理が有効なウェブジェスチャーとボタンなどから認識モードに切り替えて使うサブジェスチャーの2方式が用意されていて、好みの物を利用可能だ。

各部門結果発表