Android4.0以降専用アプリとして開発されている「Chrome for Android」がバージョンアップした。バグ修正だけでなく、さまざまな改良が施されている。
メインメニューにはAndroid4.0の標準ブラウザと同様に「デスクトップ版サイト」の機能が追加され、モバイル版ではなくパソコン用のページを表示できるようになった。
また、YouTubeなどのリンクをタップしたとき、従来はすべてのリンクがChrome内で開かれてしまっていたのも、対応アプリがインストールされていればアプリ選択画面が表示されるように改良されている。
さらに、リンクのロングタップメニューには「名前を付けてリンク先を保存」の項目が追加され、従来はWebページやテキストファイルとしてChrome内で開かれていたファイルも端末上に保存できるようになった。
ブックマーク一覧画面では、ロングタップメニューからホーム画面へのショートカット作成が可能に。設定画面には「フォントサイズ」の設定が追加。Wi-Fiのプロキシ設定も反映されるようになった。
従来のバージョンの目立った不満点は一通り解消されたので、メインのブラウザとしても十分快適に使えそうだ。ページの描画速度が非常に速く、タブなどの操作性も高くなっているので、Android4.0の端末を使っている人は、ぜひ使ってみよう。

・Chrome Beta – Google Play の Android アプリ
・標準ブラウザ/OperaMobile/Firefox/Chromeの起動速度やページ表示性能を徹底比較 | あんどろいどスマート
・使いやすさ抜群のタブや密集リンクの拡大ポップアップなどAndroid版Chromeの便利な機能をチェック | あんどろいどスマート

モバイル版ではなくパソコン用のページを表示したいサイトがあったら、右上のメニューボタンを押すと表示されるメニューに「デスクトップ版サイト」を実行しよう。

このように、パソコン用のページが表示されるぞ。

YouTubeなど対応アプリがインストールされているリンクをタップすると、外部アプリが開かれる。アプリケーション選択画面でChromeを選択すれば、引き続きChrome内で表示することも可能だ。

リンクのロングタップメニューでは、「名前を付けてリンク先を保存」でHTMLやテキストなどのファイルも端末上に保存できる。

メインメニューの「設定」から奨める設定画面には「フォントサイズ」という項目が追加され、ページ上の文字の大きさを変更できるようになった。

新しいタブを開いて★のアイコン表示できるブックマーク一覧で項目をロングタップするとメニューから「ホーム画面に追加」を実行できる。