あのロシア政府機関での導入実績のあるDoctor Web産!時間をかけて端末を隅々までスキャンするマルウェア対策アプリ「Dr.Webアンチウイルス」

軽快な動作に定評のあるロシアのパソコン版ウィルス対策ソフト「Doctor Web」が提供する「Dr.Webアンチウイルス」はAndroidスマートフォンをウィルスから守るウィルス対策アプリ。「Origins Tracing™ for Android」という独自のウィルス検出アルゴリズムを持っており、ウィルス定義データベースを元に新種のウィルスアプリにも対応可能だと説明している。パソコン版はロシアの国防総省/政府機関/インターナショナルバンク/石油・エネルギー関連施設/地方自治体などにも導入実績があり、セキュリティベンダーとしての信頼性は高いと言える。パソコン版での知名度もあり、Android Marketでは100万~500万件インストールされ、評価も4.5と非常に高い。

ウィルス定義データベースのアップデートで最新のウィルスにも対応しよう

20111129-12083420111129-120854Dr.Webアンチウイルス」をインストールして、起動したらまずは「更新」を選択してウィルス定義データベースを更新しよう。データベースを最新の状態に保つことが、ウィルス対策アプリでは重要になってくる。

端末のメニューボタンを押して出てくる「設定」から自動更新にチェックを入れることで、ウィルス定義データベースを常に最新に保つことが出来る。1日1回の更新で、かつ直ぐに終わるので電池の減りにも影響しない。

ウィルススキャンを実行して端末の安全を確認

20111129-11440320111129-120629「スキャナ」からは「クイックスキャン」、「フルスキャン」、「カスタムスキャン」を選べる。「クイックスキャン」は端末にインストールされているアプリを対象にウィルススキャンする。といっても、多くの他アプリと違ってアプリ(apk)ファイルだけをスキャンするのではなく、アプリが利用するjpg画像ファイルやmp3音楽ファイルもきちんと洗いざらいスキャンしていくため、クイックスキャンといえども数十秒で終了というわけにはいかない。あんスマ編集部員の端末(アプリ数128)では、25分でスキャンが終了した。ちなみに、検出された脅威は2個。

「フルスキャン」はSDカードと端末のすべてのファイルを対象にウィルススキャンする。そのため、まだインストールしていないアプリや見つかりにくいフォルダに隠されたファイルも対象にチェックしてくれる。ただし、クイックスキャン以上に時間がかかってしまうので、フルスキャンはインストール時のみや数カ月に1度とあまり頻繁に利用するものではない。

20111129-11462720111129-120558「カスタムスキャン」はフルスキャンで時間がかかりすぎる人のための機能だ。自分が指定したファルダを対象にスキャンを行うことが可能だ。そのため、apkファイル群が入っているフォルダを決め打ちしてスキャン、といった事が可能になる。SDカードは「ルート:/mnt/sdcard」のディレクトりとなる。あんスマ編集部員の未インストールのアプリの中に2つのウィルスアプリがあると検出された。(実際は合計4つ)

常時監視モードのオンでリアルタイムにガード

20111129-120834「SpiDer Guard」をアプリトップ画面からオンにすることで、リアルタイムでの端末の保護が行える。具体的には、アプリのインストール時、SDカードマウント時などだ。ウィルスに感染してしまうと、ウィルス対策アプリの機能を無効化する事も可能になる場合があるので、インストールを阻止する目的でリアルタイムにガードする「SpiDer Guard」はオンにしておきたい。

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2011年11月29日12時17分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード: | Short URL
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