検出率の低い無能ウィルス対策アプリを晒しあげ!インストールする価値がないアプリはこいつだ!


世界的ウィルス検出力テスト権威のAVTESTが11月に明らかに検査結果では、無料ウィルス対策アプリの中には全く正常ウィルスを検出しないのにウィルス対策アプリと銘打って公開してあるアプリがあるという。中には、100万~500万件のインストール実績を含むものもあり、事態は深刻だと言えるだろう。

実験は、7つの無料のウィルスに10のウィルスアプリをインストール時、マニュアルスキャン時に検出するかテストし、そのうちどれだけ検出できたかで検出率を出している。7つのアプリの平均検出率はたった15%。唯一Zoner AntiVirus Freeだけが80%の検出率であり、他は10%か0%と極めて低い数字を出した。

唯一、「Zoner AntiVirus Free」は、下記の6つの中で群を抜いて良い成績を収めた無料のウィルス対策アプリ。マニュアルスキャン時には32%だったが、インストール時には80%の確率でインストールを阻止している。Zoner AntiVirusの詳細については下記の記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみよう。AVTestで最高の評価を得た無料ウィルス対策アプリだ。

ss-480-0-15ss-480-0-6 (1)Antivirus Free」は100万件~500万件インストールされているアプリ。アプリ名がウィルス対策というそのままの名前なのでソレに影響されてダウンロードされてしまったようだ。実際、同じ名前のAVGのアプリ、「Anti-Virus Free」の影響もあったと思われる。4万人以上の平均評価は4.5。

BluePoint Antivirus Free 」は1万件~5万件インストールされた。これも明確にウィルス対策アプリという名前を使っているが、実際には意味が無いアプリであった。評価は592人が行い平均4.2点だ。Pro版もあるが使う気にはなれないだろう。

ss-480-0-8ss-320-0-16GuardX Antivirus 」は10万件~50万件。「Kinetoo Malware Scan」は1万件~5万件。ウィルス対策アプリはその性質上、入れておくことで安心=入れてよかったと感じ、評価が高くなるという一面がある。信じるものは果たして救われるのだろうか。

ss-480-0-0ss-480-0-9 (1)LabMSF Antivirus beta」と「Privateer Lite」とはそれぞれ1000件~5000件インストールされている。実質知られていないアプリだ。ダウンロード数が少ないセキュリティアプリはとりあえず効果がないと判断して使わないようにしたほうが無難だ。ユーザーが少ないということは、開発側もあまりサービスを満足に提供できないはずだからだ。

関連記事

2011年11月26日17時56分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード: | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事