プロキシ必須の環境で標準エンジンにしか対応していないページを見たければ「Orweb」

学校や会社などの無線LANでは、ネットワーク上のプロキシサーバを経由しないとインターネットにアクセスできないようになっている場合がある。Androidにはプロキシサーバの設定機能が用意されていない端末が多く、標準ブラウザではこれらの無線LANからネットを利用できない。「Opera Mobile」や「Firefox」にはプロキシサーバの設定機能があるが、独自のレンダリングエンジンが使われているため、一部のサイトが正しく表示できない。
Android標準のレンダリングエンジンでプロキシサーバを経由したWebブラウジングを行ないたければ、プロキシ設定機能を備えた「Orweb」を使おう。現在のところ、タブが用意されていないなど使い勝手には難があるので、普段はプロキシ設定を行なったOpera Mobileなどを使いつつ、うまく表示されないページを利用したいときだけ「ShareBridge」などを介してOrwebで開き直すという使い方をするといいだろう。

orweb_001Orwebを最初に起動したら、端末のメニューボタンを押すと表示されるメニューの「Settings」から設定画面を開こう。

orweb_002「Proxy Host」の欄で、利用したいプロキシサーバのアドレスを、「Proxy Port」でポート番号を設定しよう。また、「Set homepage」では、起動時に表示されるURLを設定できる。

orweb_003初期状態では、プライバシー情報の隠蔽を重視した設定になっており、正常に利用できないサイトが多い。「Cookie behavior」で「Accept all cookies」を選択し、「Send Referer information」にチェックを入れておこう。

orweb_004メニューの「Go」でURLを入力するなどすれば、ページを表示できる。Opera Mobileなどでは正しく表示できないスマホ版Googleも表示できたぞ。

orweb_005「ShareBridge」をインストールしておけば、Opera Mobileなどの「共有」メニューに「共有URLをブラウズ」が追加され、表示中のページを別のブラウザで開き直せる。

Orweb
Opera Mobileの隠し設定を編集しプロキシサーバを使用する 特集その4
ブラウザで表示中のページをほかのブラウザで開き直せる「ShareBridge」

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2011年10月11日19時19分 公開 | カテゴリー: ネット情報活用 | キーワード:, | Short URL
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