【Androidの基本テク】ファイルの選択に対応したアプリを導入しよう

Androidではアプリ同士が連携するための「インテント」という仕組みが充実している。アプリがユーザーにファイルを指定させるときも、ファイル選択のインテントを呼び出して、実際の選択処理は対応アプリに任せることが多い。これにより、アプリ開発者は自分でファイル選択画面を実装する手間が無くなり、ユーザーは好みのファイル選択アプリを利用できるのだ。
しかし、初期状態の端末には使いにくいファイルマネージャしか搭載されていなかったり、ファイル選択に対応したアプリ自体が搭載されていない場合もある。様々なアプリを活用していくつもりなら、ぜひ使いやすいファイル選択機能を備えたファイル管理アプリを導入しておこう。
本体が多機能で使いやすいファイル管理アプリでも、ファイル選択画面では利用できる機能が限られている場合があるので、普段使うファイル管理アプリとは別に検索や並び順の変更などの機能が完備された「Root Browser」などを導入して併用するといいだろう。

なお、選択されたファイルの所在を示す方式として、ストレージ上の実際のファイルパスを直接受け渡す「file://」方式と、Androidのデータベースを経由する「content://」形式の2種類が存在する。
どちらの形式で受け渡しを行うかはファイル選択アプリによって異なるが、呼び出し側のアプリでは一方の形式にしか対応していない場合がある。正常にファイルを受け取れないアプリのために、受け渡しの形式を選択できる「Total Commander」などのファイル管理アプリも用意しておくといいだろう。



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ブラウザのアップロードファイル選択や、メールアプリのファイル添付などを実行すると、ファイル選択アプリの選択画面が表示される。


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アプリを選択すると、ファイル選択画面が表示される。この「Root Browser」のファイル選択画面は、ファイル名による絞り込みや並び順の変更などの機能が揃っていて使いやすいぞ。
Root Browser – Google Play の Android アプリ


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ファイルを選択すると、呼び出し元のアプリにファイルが読み込まれるぞ。


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「Total Commander」は、本体の機能は充実しているが、ファイル選択画面はシンプルなリストのみとなっている。しかし、ファイル選択アプリ選択画面に「Total Commander」「Total Commander(file://url)」の2種類の項目が表示され、受け渡し方法を選択できるので、どちらかの受け渡し方法でしか正しくファイルを受け取れないアプリで不具合を回避できる。
Total Commander – file manager – Google Play の Android アプリ


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画像編集アプリなどには、カメラアプリを起動してその場で撮った写真を読み込む機能が搭載されていることもある。「Camera File」と「Fake Camera」のアプリをインストールしておけば、カメラ呼び出しとファイル選択を相互に変換することも可能だ。

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2014年06月01日16時17分 公開 | カテゴリー: ファイル管理 | キーワード: | Short URL
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