Firefoxの中華フォント問題解決にも!システムデフォルトのフォント名を調べる方法

Android版FirefoxやOperaには、「ブラウザで利用するフォントをフォント名で指定する」という機能がある。例えば、Firefoxを普通にインストールして普通に起動したら、ウェブページの文字が中華フォントで表示されてしまった!……という場合、「about:config」という機能を使い、自分でシステムデフォルトの日本語フォントを指定すれば良いのだ。
ただ、上記のような機能を使う場合、「自分のスマホのシステムデフォルトフォントのフォント名は何?」ということが問題になる。これをどのように調べれば良いのか解説しよう。


参考

方法1:GalaxyとREGZA Phone用情報

まず、SamsungのGalaxyシリーズなら「UDGothic」で、ToshibaのREGZA Phoneシリーズなら「TT-UDShinMGo-F-Droid-Regular」だ。極端に古い機種や今後発売される新機種では違う可能性があるが、これらを使っている人は、まずこのフォント名を試して欲しい。

方法2:他の人が調べた情報を利用する

「自分の機種名 font」などをGoogleで検索してみよう。その機種の標準フォントの英語名を調べて記載しているブログなどが見つかったら、そこに書かれている英語名フォントを利用すれば良い。
上述のGalaxyやREGZA Phoneなど、「同じ会社の同じシリーズなら同じ」である場合も多いので、「自分の機種名 font」で情報が見つからなかったら「同じシリーズの一つ前の機種名 font」も検索してみる、なども試して欲しい。

方法3:自分で調べる



まず、スマホ内の

・「/etc/system_fonts.xml」ファイル
・「/system/fonts/」フォルダ内全ファイル

を、母艦PCに転送する。機種によっては、非rootだとフォルダにアクセスできない(何も表示されない)場合があるが、その場合は一方で良い。「どちらもムリ」という場合は、この方法は使えない。方法2を試すしかない。

母艦PCへの転送方法は自由だ。上スクリーンショットのように「ES ファイルエクスプローラ」などのファイラーアプリでファイルを探し、Dropboxなどにアップロードするのがラクかも。

方法3-1:「/etc/system_fonts.xml」ファイル



母艦PCで、「/etc/system_fonts.xml」ファイルを開く。UTF-8で書かれているので、秀丸など高機能型テキストエディタにドラッグ&ドロップ。

内部にフォント情報が記載されている。ここに記載されているのがフォント名……なのだが、「正解」を探しにくい。機種によっては、「正解」が書かれていないこともある。編集部で確認したところ、GalaxyS3は「UDGothic」が「正解」なのだが、この文字は書かれていなかった(詳細検証中)。

方法3-2:「/system/fonts/」フォルダ内ファイル



「/system/fonts/」フォルダ内の「.ttf」ファイルは、スマホにインストールされているフォントファイルだ。システムデフォルトフォントは日本語を含み、従ってサイズが大きいので、サイズ順にソートすると探しやすい。



「.ttf」ファイルを順にダブルクリックし、開いてみよう。「あった、これがシステムデフォルトフォントだ!」と見つかったら、その「フォント名」を確認。この画面の場合は「UDGothic」だ。

「正解」が見つかったら

これらの方法で見付けた「正解」を、Firefoxの「about:config」などで利用すれば良い。

参考

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2013年08月01日14時44分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード:, | Short URL
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