テキストを様々な方式で変換や暗号化する「Universal Encoding Tool」はパスワード作成にも役立つ

Universal Encoding Tool」は、入力されたテキストを16進数列やBase64文字列などへに変換したり、MD5やSHA1などでのハッシュ値の計算や、DESやRijndael(AES)などのアルゴリズムでの暗号化を行なえる変換ツールだ。

変換後の文字列を「共有」コマンド対応アプリに受け渡したり、「共有」から受取ったテキストを変換することもできるので、秘密のメッセージを暗号化して知人とやりとりしたい場合などに役立つだろう。

スマホでそんなことをする機会は滅多にないかも知れないが、他にも使い道はある。
これらの変換機能を使えば、覚えやすい文字列から安全性の高い複雑なパスワードを作成できるのだ。
パスワード管理ツールに完全にランダムなパスワードを保存して使っていると、インストールした端末が故障したりして使えなくなったときにパスワードが分からなくてログインできなくなってしまう恐れがあるが、このアプリならば他の端末にインストールして同じパスワードを再生成できるので安心だぞ。

Universal Encoding Tool – Android Apps on Google Play



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Universal Encoding Toolを起動したら、上部のドロップダウンリストから変換方式を選択しよう。


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「your text input」と表示されている欄に変換元のテキストを入力して「Ok」を押せば変換が実行される。


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「Conv: ASCII to Hex」では、テキストを16進数列に変換できる。「Conv: Hex to ASCII」では逆の変換も可能だ。


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メニューの「Share text」を選択すれば、「共有」対応アプリにテキストを受け渡せる。また、他のアプリの「共有」メニューからUniversal Encoding Toolにテキストを受け渡すことも可能だ。


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覚えやすい語句を複雑なパスワードに変換するには、「Encrypt: Rijndael 256 enc」を選択し、「Key」と「your text input」に元となる語句を入力して「Ok」を押そう。


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このように、暗号化後のデータをBase64エンコードした文字列が表示される。暗記する必要があるなら、先頭の何文字かを取り出して一定の記号や語句を追加・挿入して使うといいだろう。


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この暗号化処理は、「OpenSSL」というプログラムで「openssl enc -aes-256-ecb -e -a -K {ASCII to Hexで変換したKey(空白を除く)} -iv 0 -nosalt -in {変換元テキストを保存したファイル名}」というようなコマンドラインを実行するのに相当する。もしUniversal Encoding Toolが入手できなくなっても、OpenSSLを入手すれば同じパスワードを生成可能だ。
なお、Keyが32文字を超えた場合は、32文字ごとに分割してXOR(ビットごとの排他的論理和)という処理を行なっているようだが、ややこしいのでKeyの長さは32文字以内にした方がいいだろう。

OpenSSL: OpenSSL Binary Distributions

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2013年06月20日09時19分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード: | Short URL
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