Evernoteと連携可能なお絵かきアプリ「Skitch」新バージョンは良い点/悪い点があるので注意

写真などの画像に注釈を書き込んだり、地図などの図表を書いたりできる「Skitch」は、あんスマでも何度か紹介した優良なドローソフトだ。10/31にメジャーバージョンアップを遂げたのだが、結論を先に言うと、良い点と悪い点があるので、バージョンアップすべきか否かは、これまでSkitchをどのような使い方で使っていたかによる。ウェブページや地図を直接Skitchに渡す機能やモザイク機能が搭載され、「ウェブページや地図や画像を元に、自分で手を加える編集を行うアプリ」としては確実に便利になった。また、一度書き終わってEvernoteにアップロードしたメモを、後から再び編集し直すことができるようにもなった。しかし、「ちょっと放置しておくとペンツールの選択が解除される」という妙な仕様になったため、「フリーハンドでメモを取るアプリ」としては不便になった、とも言えるのだ。以下、新バージョンの使い勝手を見ていこう。


Skitch – Google Play の Android アプリ


ウェブページや地図の直接取り込み機能が搭載された

新バージョンでは、「地図に描画」「Webからキャプチャ」の項目が追加された

ただ、「Webからキャプチャ」を選択した場合、取り込みたいページのURLを自分で打ち込む必要があるので、実際には、ブラウザから共有機能を使ってページをSkitchに渡すことの方が多いだろう。スクロールして取り込み位置を決め「スナップ」

ウェブページに対し、矢印ツールや文字ツールなどを使って書き込みを行うことができる。従来のバージョンでも、スクリーンショットを撮影し、画像を取り込めば同じようなことはできたが、(スクリーンショットなので)ステータスバーやブラウザのボタンなどが入ってしまった。新バージョンであれば、ページだけが取り込まれるのでキレイだ

地図の場合は、メインメニューからキーワード検索を行い、ピンの位置をドラッグ&ドロップで調整し、右上チェックボタンから取り込むことができる



上で紹介したペンツールや文字ツール以外にも、四角や丸なども描けるし、ドローアプリらしく、一度描いた後で動かすこともできる。動かす場合は上段右から二番目の「a」のようなアイコン。上段一番右でモザイクをかけることもできる

Evernote保存後の再編集が可能に

右上チェックボタンで、Evernoteへ自動アップロードを行うことが可能だ

そして、新バージョンで保存したメモについては、Evernote上で「Skitch」という表示がなされる。タップで開くと当該メモがSkitchで開かれ、保存前と同じように、再編集することができるのだ。例えば、一度書き終わったメモのフリーハンド描画を、移動ツールを使って動かしたり、一度書き終わったメモのテキストを修正したりすることができる

ちょっと放置しておくとペンツールの選択が解除される

フリーハンドのメモアプリとして考えた場合に「微妙」と言える仕様変更もなされた。ペンツールを選択して描画を行い、1秒ほど操作せずにいると、勝手に一番左の画面移動ボタンが選択状態になるのだ。つまり、「考えながらメモをフリーハンドで取っていく」といった場合に、ちょっと考えている間に選択が解除され、再度2タップでペンツールを選択する必要が生じる

参考

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2012年11月01日02時25分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード:, | Short URL
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