レシピの自分用カスタマイズもブラウザ上の簡単操作でOK

用意されたレシピを登録していくと、その通りの自動実行が行われる……というのが「on{x}」の基本。現時点でも「三日間ジムに行かなかったら『ジムに行け』と通知を出す」、「彼氏から『今どこ?』とメール(SMS)が来たら自分の位置をメールで返す」などの自動処理が「レシピ」として用意されている。
前ページで紹介した「ロック解除時にWikipedia内のランダムなページを開く」というレシピのように、単純なレシピであれば、登録するだけで使えるが、少し複雑なレシピの場合はカスタマイズが必要だ。例えば「彼氏から『今どこ?』とメール(SMS)が来たら自分の位置をメールで返す」というレシピで言えば、「彼氏」というのが誰なのか、電話番号を設定しておかなければならない。
「on{x}」の特徴の一つは、上述のカスタマイズが簡単な点。「on{x}」に限らず、自動処理を行うためのアプリは、どういう場合にどういう処理を行うのかというルールを、いわゆるプログラムのような形式で書かないといけないことが多い。このため、プログラミングスキルのない人には使いにくいのだが、「on{x}」であれば、ブラウザ上での簡単な操作だけで、レシピを自分用にカスタマイズすることができるのだ。
そして、ユーザーが作成したレシピを他のユーザーと共有することが可能だから、将来的には、世界中のプログラマーが書いた大量のレシピの中から、自分好みのレシピを見付け、そのレシピを自分用にカスタマイズして利用する……なんてことができるようになるはずだ。

登録されたレシピの一覧は「rules」から。ここでは、「When I arrive home remid me to buy milk」という、「ある場所に着いたor離れた時に」「特定のメッセージを通知する」というレシピをカスタマイズしてみる。

設定可能な場所がハイライト表示されている。ここでは「home」を自分の会社に変えてみよう。

名前と経度緯度の設定画面が開くので、変更を行い「close」。

ちなみに、住所から経度緯度を調べる場合は、「Geocoding」を利用すれば良い。自分の会社の位置を調べて設定する。

さらに、通知するメッセージも変更してみる。日本語も利用可能だ。

変更が終わったら「update」。

これでレシピが自分用にカスタマイズされる。

「毎朝何時に」「任意のキーワードに関するニュースをメールで送る」などのレシピも用意されている。カスタマイズしがいのあるレシピだろう。


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2012年06月06日23時24分 公開 | カテゴリー: ネット情報活用 | キーワード:, , | Short URL
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