ビジネスシーンでのITの活用は変わりつつある。グローバル化が企業間で進んだ結果、ファイルの受け渡しは重大な悩み事になった。メールにファイルを添付するのにも限界があるし、FTPでアップロードするのもセキュリティ的な観点から見てもオススメではないし、利用するのが面倒だ。そんな時にオンラインストレージサービス「Box.net」を触ってみると感動する。このサービスはファイルの共有に力を入れている。簡単にファイルを他人と共有できるし、ファイルにコメントを書いてコラボレーションすることもできる。ファイルのやり取りをメールでするのをやめて、オンラインストレージサービスを使うのがいいのだと改めて感じるはずだ。スマホと合わせて利用することでもっともっと便利にboxを使ってファイルを共有することが出来る。

企業で利用する場合は1人あたり月間1155ドルかかるのだが、個人での利用は無料。Panasonic、Dell、MTV、Linkedin、コロンビア大学、Skype等名だたるグローバル企業、団体で利用されているお墨付きのビジネスツールを個人で使えば捗ることは間違いないぞ！

アカウント登録し、スマホ版を導入せよ

「Box」をインストールして起動。アカウントを作成して利用を始めよう。メールアドレスとパスワードだけで作成可能だ。

ログインすると、ファイル一覧画面が表示される。端末のメニューボタンを押して各種メニューを表示しよう。「Upload」から端末に保存されているファイルを選択してアップロードしよう。その他、検索機能も付いているので、ファイルでいっぱいになったboxから必要なファイルを取り出すことが出来る。

アップロードされたファイルを選択すると、開く、新しいバージョンを送る、メールで送る等のメニューが出てくる。メールで送るを選択すればファイルのURLが記載されたメールを一発で送ることが出来るぞ。写真管理アプリ等からboxを指定すれば効率よくboxにファイルをアップロードすることも出来る。スマホの高画質なカメラで写真を撮ったら、写り具合を確認しつつその写真のURLをFacebookやTwitterで共有するといった具合に活用できそうだ。

PC版へログイン

https://www.box.com/loginからPC版Box.netへログイン出来る。スマホアプリで作成したアカウント情報でログインしよう。ログインすると、保存されているファイルやフォルダが表示される。パソコンのファイルを追加してみよう。緑色の「Upload」を選択してアップロードファイルを選ぶ。アップロードはページの推移なしにその場で行われる。

Boxの重要な機能であるファイルにコメントを付ける作業。ファイルの内容をその場で確認しつつコメントを書くことができるので、変更点などの指摘もし易い。

ファイルの共有だけでない。Google Groupsや社内掲示板のようにトピックを立てて議論をすることも出来る。プロジェクト進行の際に使えば、議論が捗るぞ。個人で使う場合でもToDoリストとして使うことも出来るだろう。

強力な共有機能はサイトにアクセスしなくても使える。boxにアップロードしたファイルはメールでの送信、サイトへの埋め込みも出来る。埋めこまれたオブジェクトから直接ファイルをダウンロードすることも可能だ。あんスマ君やあふぉ子ちゃんをダウンロードしてみて欲しい。