【screenrecord】Android4.4のゲームプレイ動画録画用機能を利用する準備を整える
![](https://android-smart.com/f/2014/01/315-210x157.jpg)
Android4.4(KitKat)には、スマホ上の画面を動画として撮影する「screenrecord」機能が搭載されている。アプリの使用方法を動画で説明したり、そして何より、ゲームのプレイ動画を録画したりするのに利用できる機能だ。従来から、いわゆる「root化」を行ったスマホでは画面録画が可能だったのだが、android4.4の「screenrecord」機能ならroot権限は不要。非root環境でもスマホ画面の録画を行うことができるぞ。
「screenrecord」機能は、使い方自体は簡単なのだが、使うために少し準備が必要だ。プレイ動画を録画して自分で楽しんだり友達に見せびらかしたり、動画共有サイトにアップしたりするため、まずは「screenrecord」機能利用の準備を整えよう!
プレイ動画の録画やアップロードは違法じゃないの?
ネット上で、「ゲームのプレイ動画は違法コンテンツ!」といった主張を見かけたことがある人もいるはず。「screenrecord」機能の準備前に、まず簡単にプレイ動画を巡る法律問題について説明しておこう。「そもそもゲームの動画を録画するつもりはない」など、興味がない方はこの段落は飛ばして構わない。
まず、アプリだろうがゲームだろうが、動画を録画することそれ自体や、録画した動画を自分(や家族など)で楽しむこと自体は、合法だ。どこまでが「家族などで楽しむこと」に含まれるか…というのは微妙な問題だが、とりあえず、「親しい友人に共有するくらいまでならOK」と考えておけば大きな間違いはない。
問題なのは、録画した動画を共有サイトなどにアップし、不特定の人に見せること。その動画にゲーム(など)作者の著作権が認められると、原則として、作者の著作権侵害(公衆送信権侵害)になってしまう。
ただ、最近は、ゲーム動画の公開を認める作者(ゲームメーカー)も多い。作者の許諾があれば、上原則に対する例外として、ゲーム動画を公開してもOKだ。
「Java SE Development Kit」を導入する
「screenrecord」機能を使うには、「Android SDK」を導入する必要がある。そして、「Android SDK」の導入には「Java SE Development Kit」が必要だ。まずは「Java SE Development Kit」を導入しよう。
・Java SE Development Kit 7 – Downloads | Oracle Technology Network | Oracle
ORACLEのサイトから「Java SE Development Kit」をダウンロードする。32bitなWindowsを使っている人は「Windows x86」、64bitなWindowsを使っている人は「Windows x64」をダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを使ってインストールを行う。既にインストールされている旨が表示された場合は再インストールは不要だ。
「Android SDK」を導入する
次に、アプリ開発者やパワーユーザー向けのスマホ用ツール群、「Android SDK」を導入する。
「Android SDK」は、「Android Developers」内で配布されている。導入手順が少しややこしいので、以下の別記事を参考に導入作業を行って欲しい。
上記事は「Nexus 5」root化のための「Android SDK」導入方法に関するものだが、「Android SDK」の導入方法自体は、今回も全く同じ。上記事と同じように作業すれば良い。
必要に応じてスマホ用ドライバを導入
ここまでの作業が終わったら、USBケーブルでスマホをPCに接続してみよう。マイコンピュータ内にスマホが表示されれば、この段落は飛ばして良い。表示されない場合は、自分のスマホ機種用の「ドライバ」をPCに導入しよう。
USBケーブルでスマホをPCに接続し、マイコンピュータ内にスマホが表示されればOK。接続時にドライバの自動インストールが始まる場合は、画面の指示に従ってインストールを行おう。
表示されない場合や、自動インストールが上手くいかない場合は、「機種名 ドライバ」で検索を行う。スマホメーカーサイト内からドライバをダウンロードしてインストールしよう。
機種によっては、「その機種用の総合ユーティリティプログラム」のようなものしか配布されておらず、これにドライバが同梱されている場合もある。ここらへんは「機種次第」としか言いようがないので、上キーワード検索で情報を集めて試行錯誤してみよう。USBケーブルでスマホをPCに接続した時に、マイコンピュータ内にスマホが表示されるようになればOKだ。
スマホの「USBデバッグ」を有効にする
最後に、スマホ上で「USBデバッグ」の設定を有効にする。
まず、Androidの設定で「端末情報」を開き、「ビルド番号」の部分を連打する。一定回数連打すると、一階層上に「開発者向けオプション」という項目が追加される。
「開発者向けオプション」内「USBデバッグ」にチェックを入れよう。これで全ての準備が完了だ。
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2014年01月05日10時00分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード:アプリ, チップス, 特集 | Short URL
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