「俺の音楽再生ランキング」をiTunes, Poweramp, last.fmで構築

「last.fm」は、自分の音楽再生履歴を蓄積できるウェブサービスだ。音楽再生履歴を蓄積していけば、例えば「最近1年間でよく聴いているアーティストランキング」「最近3ヶ月でよく聴いているアルバムランキング」なども閲覧できる。年末に「今年よく聴いたアルバムランキングのトップ5はこの5枚かぁ」などと振り返ってみるのは、なかなかオツなものだ。まだ1年が始まったばかりな現在は、使い始めるチャンスだぞ。
「再生回数」ということで言えば、iTunesの「再生回数」管理とカブるようにも思えるが、iTunesユーザーにも「last.fm」をオススメする理由は二つ。まず、上記通り、「last.fm」は「再生回数」だけでなく「音楽再生履歴」を記録する仕組みなので、「最近3ヶ月」「最近1年」など、任意の期間でランキングを確認できる。次に、「last.fm」は、音楽プレイヤーを問わない音楽再生履歴管理だ。将来iTunesを捨てることがあっても、Android以外のスマートフォンに乗り換えることがあっても、おそらく「last.fm」は利用可能なはず。長い期間に渡って自分の音楽再生履歴を管理可能なのだ。
last.fmは、iTunesでも、Androidの定番音楽プレイヤー「Poweramp」でも利用できる。音楽ファンは導入してみるべし。


参考

Androidでの音楽再生全般や、「Poweramp」の使い方などについては、上記特集で詳しく解説している。

PCにlast.fmを導入

Home – Last.fm
Last.fm Scrobbler をダウンロード – Last.fm

まずはPC上でlast.fmにユーザー登録を行い、PC用アプリを導入しよう。PC上での、iTunesを含む各種音楽プレイヤーでの音楽再生を検知し、再生履歴を「last.fm」データベースに送るためのアプリだ。

last.fmでユーザー登録を行った後、「last.fm Scrobbler」をダウンロードしてインストール。



以後、iTunesなどの音楽プレイヤーで再生を行うと、その情報が「last.fm」に送信される。実際には、「last.fm Scrobbler」はタスクトレイに最小化されており、ウインドウを表示させることはあまりないはず。

「last.fm」に送信された再生履歴は、トップページから「マイプロフィール」に入った画面で確認可能だ。

Androidアプリも導入

Simple Last.fm Scrobbler – Google Play の Android アプリ



スマートフォンには、「Simple Last.fm Scrobbler」を導入。まずはメイン画面を開いて「User credentials」。「last.fm」へのログインを行おう。

次に「Enabled apps」で、「Simple Last.fm Scrobbler」に再生情報を検出させるプレイヤーアプリを選択する。「Poweramp」が表示されていない場合は、一度ホームに戻って「Poweramp」で音楽再生を行い、少し待てば表示されるはず。

「Options」では、どのくらい再生した段階で「再生済み」と判断するかの設定や、データ送信を行うタイミングなどについて設定を行う。

「Poweramp」での再生履歴が「last.fm」に送信される

以後、「Poweramp」で音楽再生を行うと……。

その再生情報が「Simple Last.fm Scrobbler」に検出され、上記「Options」で設定したタイミングで「last.fm」に送信される。



「last.fm」の「マイプロフィール」「チャート」で、「アーティスト」「アルバム」「トラック」の、過去7日から過去12ヶ月、または総合のランキングを確認可能だ。

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2013年01月11日09時00分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード:, | Short URL
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