Android版Firefoxはまだまだ進化する!試験公開のNightly版で一足先に便利な機能を試してみよう

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バージョン14で起動速度の高速化などを果たし、実用性がグンと高まったAndroid版Firefoxだが、今後も精力的に改良が続いていくようだ。秋頃に正式リリースされる予定のFirefox 16が「Nightly」として試験的に公開されているので、興味のある人はぜひ試してみよう。
Nightly版では、パソコン用のサイトを表示させる「Request Desktop Site」や、本文っぽい部分だけを抽出して見易いレイアウトで表示できる「Reading mode」など便利な新機能が追加されている。
また、タブの追加や削除のボタンがタブ一覧展開ボタンと同じ右側に配置されるなど、インターフェイスもより使いやすく改良されている他、Firefox14ではインターフェイスの刷新に伴い削除されてしまっていたページ内検索やテキストのコピー、HTTPSサイトの証明書情報の表示などの機能も再び搭載されている。
ますます使いやすくなっていくFirefoxの進化から今後も目が離せないぞ!



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Nightly版はGoogle playストアに登録されていないので、インストールするには設定画面の「アプリケーション」(Android4.0以降は「セキュリティ」)で「提供元不明のアプリ」のインストールを許可しておく必要がある。


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Firefox Nightly Buildsのページから、Android版のAPKファイルをダウンロードしよう。


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ダウンロード完了の通知やダウンロード履歴、各種ファイルマネージャアプリなどからダウンロードしたAPKファイルを開き、確認画面で「インストール」を押せばインストールを行なえる。


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Nightlyのアドレスバーでは、このように検索ワードを入力するとキーワードの候補が表示されるようになっている。


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タブ展開ボタンを押すと、表示中の画面が下にスライドしてタブの一覧が現われる。追加や閉じるのボタンはタブ展開ボタンと同じ右側に集まっていて操作しやすい。また、横スワイプでタブを閉じる機能も追加されている。


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パソコン版で利用できた機能がモバイル版に見当たらない場合など、パソコン版のページを見たくなったら、メニューの「Request Desktop Site」を実行しよう。


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アクセス元の環境を申告するUser-Agentが偽装され、パソコン版のページが表示されるぞ。拡張機能「Phony」と違い、モバイル版とパソコン版をタブごとに混在させることが可能で、モバイル版っぽいURLをパソコン版に自動修正してくれる機能なども備わっているようだ。同じタブではずっとパソコン版が表示されるが、パソコン版のタブから開いた新規タブは、今のところモバイル版になるようだ。


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本文を抽出する「Reading Mode」が対応しているページでは、タイトルの右に本のアイコンが表示される。


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Reading Modeのボタンを押すと、このように本文だけが抽出されて表示されるぞ。


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メニューの「Find in page」を実行すると、検索ボックスが表示され、ページ中のテキストを検索できる。現在のバージョンでは1文字タイプするごとにスクリーンキーボードが隠れてしまって実用に耐えない状態だが、正式版までには修正されるだろう。


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ページ中のテキストを長押しするとテキスト選択モードに切り替わり、始点と終点をドラッグで移動して、長押しで表示されるメニューからコピーや「共有」対応アプリの呼び出しを行なえる。


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HTTPSを利用しているサイトでは、鍵のアイコンをタップするとこのような吹き出しで証明書の情報が表示される。


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厳格な身元審査に基づいて発行されるEV証明書でない通常の証明書の場合は、アイコンが青く表示され、運営者が不明という表示になる。見知らぬWi-Fiアクセスポイントを利用している場合などは、偽サイトにアクセスさせられている可能性があるので、金融機関のログインパスワードなどを入力するのはやめておこう。


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設定画面では、「Import from Android」からアプリ間で共用されるブックマークや履歴のインポートを行なえる。

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2012年07月02日22時55分 公開 | カテゴリー: ネット情報活用 | キーワード: | Short URL
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