iPhoneやiPad向けのフィードリーダーとして人気の「Flipboard」のAndroid版が正式公開された。SNSやブログなどの新着記事をまとめて閲覧できるフィードリーダーで、画面を上下にフリックしてページをめくるような感覚で読み進められるインターフェイスが特徴だ。
SNSのユーザーやサイトのRSSなどを検索して登録する他に、TwitterやFacebookなどのアカウント情報を登録して、アカウントでフォロー中の相手の書き込みまとめて読むことも可能だ。更に、SNSへの投稿機能も備えており、気に入った記事の紹介なども素早く行なえる。
他のSNSクライアントに無い利点として、Google+にも正式対応していることが挙げられる。これは、一般には未公開のAPIを一足先に利用できる技術提携を結んでいるためだ。
ネットを飛び交う様々な情報を効率よくチェックしたい人は、ぜひFlipboardを試してみよう。
なお、URLを指定して任意のRSS/Atomフィードを登録することは現在の所できないので、「Googleリーダー」に登録してアカウントごと取り込むといいだろう。

・Flipboard

初回起動時にはこのような画面が表示される。まずは画面を上にスワイプして表示されるメニューの「スタート」から初期設定を行なおう。既にiPhone版を利用していてオンライン同期のためのアカウントを登録している場合は「ログイン」を選択すれば登録項目を引き継いで利用できる。

「スタート」を押すと、初期状態で登録するフィードの選択画面が表示されるので、興味のあるジャンルを選択して「完了」を押そう。

初期設定が完了すると、フィードの一覧画面が表示される。一番上の「Cover Stories」には登録したすべてのフィードの最新記事が表示され、以降にフィードごとの最新記事が表示される。画面の上下フリックで一覧のページを進めることができる

フィードを追加するには右上の赤いリボン部分をタップし、フィードの検索画面を表示しよう。

検索ボックスにキーワードを入力すると、対応サービスから関連するユーザーやサイトが検索され表示される。「+」ボタンを押せば、購読対象として追加されるぞ。なお、URLを指定して任意のRSSやAtomを登録することは現在の所出来ないので、「Googleリーダー」に登録して「アカウント」から取り込むといいだろう。

「アカウント」を押すと、SNSなどのアカウントの登録画面になるので、利用しているサービスを選択しよう。

アカウントを選択すると、連携の承認画面が表示されるので、ログイン情報を入力して許可ボタンを押そう。

登録したアカウント項目を一覧から選択すると、フィードとして表示する項目などの選択画面が表示される。

フィードやアカウントを登録すると、起動時に表示されるフィード一覧に追加される。項目をロングタップすると編集画面に移行し、長押しからのドラッグで並び順を変更したり、左上の×ボタンで登録を削除したりできる。×ボタンの当たり判定が小さめなので気を付けよう。

フィード一覧の右下の歯車のアイコンを押すと設定画面に進める。

フィード項目をタップすると、そのフィードの新着記事一覧が表示される。画面の上下フリックでページをめくるような感覚で前後の記事に移動可能で、最新記事を表示中に更に下にフリックすると新着記事の有無を確認できる。

記事をタップすると、本文を閲覧可能だ。Twitterなどの場合は、紹介されているURLのページが表示される。前の画面に戻るには左上のボタンを押すか画面を右にスワイプすればいい。上部のツールバーの「＜」ボタンで、SNSへの投稿や「共有」対応アプリへの受け渡しを行なえる。

「リンクをシェアする」を押すと、SNSへの投稿画面が表示され、閲覧していた記事を紹介できる。なお、RSSの記事などをシェアしようとすると入力欄に何も入力されないことがあるが、アカウント選択画面に進んで戻ると正しく入力されるようだ。

アカウントのアイコンをタップすると、投稿先アカウントの選択画面が表示される。

Google+のアカウントへの投稿時には、公開範囲の設定も可能だ。

ホーム画面にウィジェットを設置する機能も用意されている。ウィジェット追加メニューからFlipboardを選択すると、ウィジェットの内容の自動更新間隔を設定する画面が表示される。

ウィジェットには、このように最新記事の画像やタイトルが表示され、タップすることでFlipboardを起動できる。右下のボタンを押せば別の記事が表示されるぞ。