Android SDKのエミュレータをにマーケットを無理やりインストールしてアプリをダウンロード 特集その1
Android SDKのエミュレータには、標準状態ではマーケットなどのGoogle独自のアプリがインストールされていない。公式マーケットにある怪しいアプリを仮想端末にインストールして動作確認したい場合などは、ネットで配布されているAPKファイルを入手するなどして、マーケット公式アプリをインストールする必要があるぞ。
マーケットのインストールには、「adb」というコンソールプログラムを利用する必要があるが、あんスマが用意したBATファイルを使えば、一連の処理をダブルクリック一発で実行可能だ。
これだけでもマーケットアプリは動作するようになるが、まだ完全とは言えない。マーケット公式アプリでは、アクセス元の端末に対応したアプリしか表示されないようになっており、通常のエミュレータではダウンロードできないアプリが多いのだ。
これを回避するには、「build.prop」というファイルを書き換えるなどして、端末の情報を偽装すればいい。build.propは端末の起動時に読み込まれるようになっているので、システムデータを格納したイメージファイル「system.img」をバイナリエディタで編集して、仮想端末の初回起動前にbuild.propの内容を改変しよう。この時、本来のbuild.propと同じバイト数になるように調節する必要があるぞ。
まず、「パソコン上で仮想的なAndroid端末を動作させるエミュレータを準備しよう」の記事に従って、Android SDKとJDKをインストールし、SDK Manager.exeで必要なコンポーネントを導入しよう。今回必要となるコンポーネントは、「Android 2.3.3(API 10)」と「platform-tools」だ。
次に、「ADV Manager.exe」を実行して、一覧の右の「New」を押して仮想端末の作成を行なう。「Name」には「market」を指定し、「Target」で「Android 2.3.3 – API Level 10」を選択、「SD Card」は適当に256~2048くらいに設定し、「Snapsht」のチェックをONにして「Create AVD」を押そう。
次に、「WindowsでAndroid SDKを使おう」などのサイトから、マーケットと「GoogleServiceFramework」「MarketUpdater」のAPKを入手し、Android SDKのインストール先フォルダにコピーしよう。この時、マーケットのAPKのファイル名は「Vending.apk」に変更しておく。
実機からbuild.propを取り出すために、「パソコンにAndroid SDKとデバッグ接続用ドライバを導入してUSBテザリングの準備」の記事の手順で、デバッグ接続を有効にした端末をUSB接続しておこう。
次に、あんスマが用意したMarketOnEmulatorHelper.zipをダウンロードし、中のBATファイルや補助スクリプトをAndroid SDKのインストール先フォルダにコピーし、「EditSystemImgHelper.bat」を実行しよう。
「system.img」が仮想端末のデータフォルダにコピーされ、フォルダが開かれるので、
コピーされた「system.img」を「BZ」などのバイナリエディタで開いて、「# begin build properties」という箇所を探そう。BZの場合、検索ボックスに「# 23 20 62 65 67 69 6E 20 62 75 69 6C 64 20 70 72」と入力してEnterを押せば見つかるはずだ。
次に、見つかった箇所から「FF FF FF FF FF 」となっている箇所の直前の「0A」までを選択し、Ctrl+Cでコピーする。
BZのウィンドウを新規に開いて、コピーした内容を貼り付け、適当な名前で保存しよう。
BATファイルと同じフォルダに実機の「build.prop」がコピーされているはずなので、このファイルと先ほど保存したファイルを「VxEditor」など改行コードがLFのみのファイルに対応したテキストエディタで開こう。
system.imgから取り出した方のbuild.propの各行の「=」以下を、実機の物と同じになるように書き換え、「#」で始まるコメント行を削ったり適当な文字を足したりして、編集前とバイト数が同じになるように調節して保存しよう。
編集したbuild.propをBZで開いて、Ctrl+Aで全選択し、Ctrl+Cでコピーする。
system.imgのbuild.propの箇所の先頭の「#」にカーソルを移動し、Ctrl+Vなどでコピーした内容を貼り付け、上書き保存しよう。
次に、「SetupEmulatorWithMarket.bat」を実行する。エミュレータの起動とマーケットのAPKのインストールが自動的に行なわれるぞ。BATファイルのウィンドウを閉じるとエミュレータが終了してしまうので注意が必要だ。
エミュレータが起動したら、ホーム画面下部中央のボタンをクリックしてドロワーを展開してみよう。マーケットのアイコンが追加されているはずだ。
マーケットを起動すると、Googleアカウントのセットアップ画面が表示されるので、適当なアカウントを設定しよう。
これでエミュレータ上でマーケットからアプリをインストールできるようになったぞ。エミュレータを使い終ったら、閉じるボタンで終了しよう。次に起動するときは、「LaunchEmulatorWithMarket.bat」をダブルクリックすればいい。スナップショットを有効にしていれば、終了時の状態が再現されるはずだ。
・パソコン上で仮想的なAndroid端末を動作させるエミュレータを準備しよう
・WindowsでAndroid SDKを使おう
・パソコンにAndroid SDKとデバッグ接続用ドライバを導入してUSBテザリングの準備
・MarketOnEmulatorHelper.zip
・バイナリエディタ BZ
2011年11月18日16時43分 公開 | カテゴリー: スマホをさらにスマートに! | キーワード:アプリ, チップス, 特集 | Short URL
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