Opera Mobileのユーザースクリプトでページの使い勝手を改良 特集その5

opera_00Opera Mobileの上級機能の中でも最大の目玉と言えるのが、「ユーザースクリプト」の機能だ。ユーザースタイルシートがページの見た目を指定するスタイルシートを埋め込む機能だったのに対し、ユーザースクリプトではページに動的な機能を組み込む「JavaScript」をブラウザ側で勝手に埋め込んでしまえるぞ。

ユーザースクリプトの機能は、Firefox用の「Greasemonkey」を始め、多くのパソコン用ブラウザで実装されているため、ネット上では多数のスクリプトが公開されている。これらのスクリプトの多くは、Opera Mobileでもそのまま利用可能だ。

公開されているスクリプトを導入すれば、さまざまな情報を素早く確認できるようにしたり、面倒な手間を軽減したりして、ブラウジング環境を大幅に快適化できる。ぜひ色々なスクリプトを試して、最強のブラウジング環境を構築しよう。

opera_501FirefoxまとめサイトのGreasemonkeyのページでは、日本向けのユーザースクリプトが多数紹介されている。Firefox用のサイトだが、多くのスクリプトはOpera Mobileでも動作する。使いたいスクリプトをダウンロードしよう。

opera_502Userscripts.org」には、世界中の開発者がユーザースクリプトをアップしている。書くスクリプトの詳細ページの右上の「Install」からクリプト本体にリンクされているが、普通にアクセスするとブラウザ上でテキストとして表示されてしまい、ダウンロードすることができない。

opera_503Androidの標準ブラウザでアクセスし、Installのリンクを長押しして、メニューから「リンクを保存」を実行すれば、リンク先のスクリプト本体をファイルに保存できるぞ。なお、Opera Mobileで開いているページを手軽に標準ブラウザで開き直したければ、「ShareBridge」というアプリを使うといい。

opera_504Opera Mobileの設定ファイル用のフォルダ内に「js」などの名前でサブフォルダを作成し、ダウンロードしたスクリプトを設置しよう。

opera_505公開されているスクリプトの中には、スクリプトをテキストエディタで編集して、対象URLなどの設定を行なう必要がある物もある。対象サイトを指定するには、「// @include 」に続いて、URL中の変動する部分を「*」に置き換えたパターン文字列を指定すればいい。

opera_506「opera:config#UserPrefs|UserJavaScript」というURLにアクセスして、「User JavaScript」のチェックをONにし、その下の「User JavaScript File」の入力欄に、スクリプトを設置したフォルダのパスを入力しよう。ここまでの説明どおりにフォルダを作成した場合、フォルダパスは「/sdcard/opera/js」となる。
opera:config#UserPrefs|UserJavaScript

opera_507画面の一番下までスクロールし、「保存」ボタンを押して、Opera Mobileを再起動しよう。

opera_5082ちゃんねるでは、書き込み中のURLがリンクに変換されると転送量が増えるため、URLを書き込むときに先頭の「h」を抜く習慣があるが、通常のブラウザでアクセスした場合、いちいちアドレスバーにコピペして「h」を付け足さないとリンク先にアクセス出来ないので面倒くさい。

opera_509FirefoxまとめサイトのGreasemonkeyのページで紹介されていた「linkifycustom.user.js」を導入した状態でアクセスすると、このようにh抜きのURLもリンクに変換され、普通に開けるようになるぞ。

Greasemonkey – Mozilla Firefox まとめサイト
Userscripts.org: Power-ups for your browser
ブラウザで表示中のページをほかのブラウザで開き直せる「ShareBridge」


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2011年08月05日13時32分 公開 | カテゴリー: ネット情報活用 | キーワード: | Short URL
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