「IP Webcam」を使えばAndroid端末が監視カメラになる

IP Webcam」は、Android端末に搭載されたカメラの映像をネットワーク経由で閲覧できるようにするツールだ。ブラウザからアクセスするだけで簡単に閲覧できるほか、ストリーミング再生に対応した動画プレイヤーからなら、音声付きでの視聴も可能だ。

このアプリを使えば、端末を新調したりして余っている端末を、自宅のペットの様子を確認したりする監視カメラとして再利用できるぞ。Android端末だけで動作するので、パソコンにUSB接続のカメラをつないで利用する場合より、消費電力を節約できるはずだ。

また、バッテリー駆動なら、ケーブルが届く範囲に縛られないので、設置場所の自由度も高くなる。ただし、目立たないように設置するのは難しいので、悪いことに使うのには向いていないかもしれないぞ。

ipwebcam_001IP Webcamを起動すると、このような設定画面が表示される。

ipwebcam_002知らない人にアクセスされないようにするには、「Login/password」をタップして、ユーザー名とパスワードの設定を行なおう。

ipwebcam_003設定画面の一番下にある「Start server」をタップすると、このような画面に切り替わり、カメラ映像の配信が開始される。戻るボタンで終了するほか、ホームボタンを押せばバックグラウンドで配信しながらほかの作業を行なうことも可能だ。

ipwebcam_004IP Webcamの画面の下部に表示されていたURLにアクセスすると、このような画面が表示される。Androidのブラウザでも閲覧可能だ。

ipwebcam_005「Use javascript to update frames in browser」のリンクから、ブラウザ上でカメラの映像を閲覧できる画面に進めるぞ。

ipwebcam_006ブラウザの閲覧画面は簡易的なものなので、画面サイズの変更などを行いたい場合は、動画プレイヤーでアクセスするといい。「Open stream in media player」のリンク先URLをコピーして、「VLC media player」などのプレイヤーで開こう。

ipwebcam_007このように、動画プレイヤー上でカメラの映像を閲覧できる。

ipwebcam_008自宅に設置したIP Webcamに外出先からアクセスしたい場合は、Wi-Fiルーターのポート解放設定で、8080番へのアクセスをAndroid端末に転送するように設定しよう。また、自宅のグローバルIPアドレスを覚えておく必要がある。「ieServer.Net」などのDDNS(ダイナミックDNS)サービスを利用すれば、IPアドレスの代わりに「username.myhome.cx」のような覚えやすい名前でアクセスすることも可能だ。

IP Webcam – Android マーケット
VLC media player
ieServer.Net

関連記事

2011年07月04日17時08分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード: | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事