【Xperia Aの基本機能】Webサイトを閲覧するための「ブラウザ」を使いこなそう

インターネット上の様々なWebサイトを利用するための「Webブラウザ」は、スマホの機能の中でも特に重要だ。他のアプリを利用するときにも、初期設定などのためにブラウザでサイトへのアクセスが必要になる場合がある。
この記事では、Xperia A SO-04Eに標準搭載されている「ブラウザ」という名前のWebブラウザの使い方を解説していくので、ぜひマスターして快適にネットを利用しよう。

なお、初期のAndroidの標準ブラウザは、機能が貧弱過ぎて他の多機能なブラウザの導入が必須と言われていたが、Android 4.0移行のブラウザは大幅に改良され、十分に多機能で使いやすいものとなっているぞ。



ブラウザを起動してサイトにアクセス


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初期状態のXperia Aでブラウザを開くには、ホーム画面の右下の地球儀のアイコンをタップすればいい。


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ブラウザでWebページを開くには、画面上部のアドレスバーをタッチして、ページのURL(アドレス)を入力しよう。


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また、URL以外の語句を入力すれば、Googleの検索結果ページを開くことも可能だ。


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他にも、メールアプリで受取ったメールに書かれたURLをタッチした場合なども、ブラウザが起動してそのページが開かれるぞ。


タッチ操作でページを閲覧


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スマホのブラウザでは、画面のタッチで操作を行なう。
画面をタッチしたまま指を動かすドラッグ操作で画面がスクロールし、リンクになっている部分をタッチすれば、リンク先のWebページが表示される。
リンク部分をドラッグした場合はスクロール操作とみなされるので、リンクを開きたい場合は指がずれないようにタップしよう。


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画面を二本指でタッチして広げたり狭めたりするピンチ操作では、ページの拡大縮小が可能だ。


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画面を長押しすると、タッチしている箇所の周辺を拡大表示するルーペが現われる。このルーペ機能は、Xperia側で独自に追加された機能で、全てのAndroid端末のブラウザに搭載されているわけではないようだ。


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テキスト部分を長押しすると、テキストの範囲選択が開始される。始点と終点のつまみをドラッグして範囲を変更し、上部右から2番目のコピーボタンをタッチすればテキストを「コピー」できるぞ。コピーしたテキストは、様々なテキスト入力欄に貼り付けて利用可能だ。
また、上部右端メニューボタンで表示されるメニューからは選択した単語でのページ内検索やGoogleによるWeb検索なども行なえる。


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画面の右上の縦に3つの点が並んだボタンをタッチすると、メニューが表示される。


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メニューの「ページ内を検索」を選択すると、画面上部にテキスト入力欄が表示され、入力したテキストに一致する箇所が検索されてハイライト表示される。右の上下矢印で他の一致箇所に移動可能だ。左のボタンをタッチすれば検索を終了できる。


複数ページを開いて切り替えながら閲覧

いくつものページを見比べながら閲覧したい場合などは、いちいちページを行ったり来たりするのは面倒くさい。そこで、ブラウザには複数のページを開いておいて切り替えながら閲覧できる「タブ」という機能が搭載されている。


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現在表示中のページからリンクされているページを新しいタブで開くには、ページ上のリンクを長押しすると表示されるメニューの「新しいタブで開く」を選択しよう。


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開いているページの一覧を表示するには、画面上部右から2番目のボタンをタッチする。


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このような画面で、開いているページのタイトルや画面が一覧表示され、タッチしたページに切り替わるぞ。上部の「+」ボタンを押せば、新しいタブを開くこともできる。


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タブ一覧画面で右上のメニューボタンを押すと表示されるメニューでは、「シークレットタブ」を開くことも可能だ。シークレットタブでアクセスしたサイトは、端末上の履歴に保存されないので、履歴に残ると困るサイトにアクセスする場合に役立つぞ。
また、SNSなどのサービスへのログイン状態も通常のタブとは隔離されるので、自分のプロフィールページが他のユーザーからどのように見えているかを確認したい場合などにも便利だ。


ブラウザを閉じる


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Androidでは端末のバックキーを押すことで画面を閉じられるアプリが多いが、ブラウザではバックキーには前のページに戻る動作が割り当てられている。最初のページまで戻ってからもう一度バックキーを押せば閉じられるが、沢山のリンクを辿ってからだと沢山連打しなければならず面倒くさい。
素早くブラウザを閉じたいときは、ページ一覧画面を開いて横スワイプや「×」ボタンのタッチで削除すればいいぞ。

なお、ホームボタンやタスク切り替えボタンでブラウザの画面を抜けた場合は、開かれたタブがそのままになってしまうので注意が必要だ。次回直接ブラウザを起動すれば、最後に閲覧していたページが表示されるが、他のアプリからURLを開いた場合は、最後に開いていたページは別のタブに残ってしまい、気付かない間に大量のタブが溜まって邪魔になる場合がある。


ブックマークからよく見るページに素早くアクセス

利用頻度の高いページにアクセスする場合、いちいち検索ボックスにキーワードを入力したりするのは面倒だ。
「ブックマーク」にページのアドレスを登録しておけば、少ない操作でアクセスできるぞ。


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見ているページをブックマークに保存するには、メニューの「ブックマークに保存」を選択しよう。


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保存画面が表示されるので、必要に応じてラベル名やアドレスを修正しよう。


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メニューの「ブックマーク」を選択すると、ブックマークに登録したページの一覧が表示され、タッチしたページを開くことができる。


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項目を長押しすると表示されるメニューでは、項目の削除なども可能だ。


ブックマークをフォルダで分類

ブックマークには「フォルダ」を作って分類することも可能だ。登録ページ数が多くなりそうな場合は、目当てのページを探しやすいように分類しておくといいだろう。


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ブックマークの追加画面で「追加先」をタッチすると、このような一覧が表示され、追加先のフォルダを選択できる。追加先にしたいフォルダが一覧に表示されなかった場合や、新たにフォルダを作成したい場合は、「その他のフォルダ」を選択しよう。


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フォルダの選択画面では、右上の「新しいフォルダ」をタッチすることで新規のフォルダを作成できる。


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「新しいフォルダ」をタッチすると、フォルダ名の入力画面が表示されるので、分かりやすい名前を入力して「OK」を押そう。


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上位のフォルダが空っぽだった場合、表示が「サブフォルダはありません」のままなので分かりづらいが、フォルダ名を決定すると作成したフォルダの中身が表示されるので、「OK」を押して決定しよう。


履歴から最近アクセスしたサイトに素早くアクセス


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ブックマーク画面で上部の「履歴」を選択するか、画面左下のバックボタンを長押しすると、「履歴」として最近アクセスしたページの一覧が表示される。どうやって辿り着いたのか思い出せないページにもう一度アクセスしたい場合や、ブックマークするほどではないページを後で開き直す場合に役立つだろう。


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アドレスバーに文字を入力すると、ブックマークや履歴内の項目のタイトルやURLとも照合され、一致する項目が候補として表示される。★のアイコンが付いている項目はブックマーク、時計のアイコンが付いている項目は履歴から検索された項目だ。タイトルの一部を覚えている場合などに試してみよう。


起動時に表示されるページを変更

Xperia Aでは、ホーム画面などから標準ブラウザを起動するとドコモの「dメニュー」のページが表示されるようになっているが、無駄に重くて使いづらいので、Googleなどに変更しておくといいだろう。


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ブックマーク画面の項目のロングタップメニューから「ホームページとして設定」を選択すれば、そのページを起動時に表示させられる。


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その他のページを設定するには、メニューの「設定」で表示される設定画面の「全般」を選択しよう。


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全般設定の画面で「ホームページを設定」をタッチするとこのような選択肢が表示される。


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「その他」では、URLを直接指定することが可能だ。Googleを設定する場合は、「http://www.google.co.jp」を設定すればいいぞ。


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「よくアクセスするサイト」を選択した場合は、このような画面で利用頻度の高いサイトが一覧表示される。


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「空白ページ」を指定した場合は、このような空っぽの画面が表示される。


ページをオフラインで読めるように保存


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メニューの「オフラインで読めるよう保存」を実行すれば、現在閲覧中のページの内容を丸ごと保存して、モバイルデータ通信やWi-Fiでインターネットに接続していなくても閲覧できるようになる。
通信料金節約のためにデータ通信をオフにしている間や電波の通じない場所に居る間に閲覧したいページがある場合に役立つだろう。
また、古くなった記事が削除されて読めなくなってしまう掲示板などのページを後でゆっくり読みたい場合にも便利だ。


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「オフラインで読めるよう保存」を実行すると、保存済みページの一覧が表示され、項目を選択することで保存されたページを表示できる。また、項目の長押しメニューからはページの削除が可能だ。
後でこの画面を表示するには、ブックマークや履歴の画面から右上の「保存したページ」をタッチすればいいぞ。


パソコン版のページを表示する

スマホの普及で画面の狭いモバイル端末向けのページを用意しているサイトが増えてきているが、パソコン版に用意されているメニューなどが省かれていて困ってしまう場合がある。
このようなページのパソコン版を表示したい場合は、メニューの「PCサイトを閲覧」を選択してみよう。


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モバイル版が表示されるサイトでパソコン用のページを閲覧したい場合は、メニューの「PC版サイトを閲覧」を選択しよう。


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ページが再読込され、パソコン用のサイトが表示されるぞ。モバイル版に戻すには、もう一度メニューの「PC版サイトを閲覧」を押せばいい。


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なお、サイトのデザインによっては、テキストが変な位置で折り返されて読みづらくなってしまうことがある。メニューの「設定」で進める設定画面の「高度な設定」で、「ページの自動調整」のチェックをオフにすれば、本来のレイアウトで表示されるようになるぞ。


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なお、あんスマの場合、画面下部の「モバイル表示」のボタンでモバイル版・PC版の切り替えが可能だ。


見つけたサイトを他アプリに受け渡す

Androidのブラウザの特徴の一つに、閲覧中のページのURLや選択中のテキストを他のアプリに受け渡す「共有」機能がある。
見つけた情報をメールやSNSで知人に紹介したいときに活用しよう。
共有機能に対応したアプリは多数公開されており、メモへの保存などコミュニケーション以外の用途に使えるアプリもあるぞ。


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他のアプリに受け渡して知り合いに送ったりしたいページを見つけたら、メニューの「ページを共有」を選択しよう。


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共有機能に対応しているアプリの一覧が表示されるので、送り先にしたいアプリを選択しよう。


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Gmailアプリに受け渡した場合、ページタイトルを件名、URLを本文として新規メール作成画面が開かれるぞ。


042

テキストの選択中に表示されるメニューで「共有」を選択すれば、選択したテキストを受け渡すことも可能だ。


ファイルをダウンロード

Webサイト上には、ブラウザ上では表示できないファイルも公開されている。これらのファイルへのリンクを開いた場合は、自動的にダウンローダーが起動して、端末のストレージ上に保存されるぞ。
また、通常はブラウザ上で開かれるファイルも、リンクの長押しメニューの「リンクを保存」でダウンロードが可能だ。
ページ上に埋め込まれた画像も、長押しメニューから「画像を保存」で保存できるぞ。


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ブラウザで表示せずに強制的にダウンロードしたいページがあったら、リンク元のページでリンクを長押しして、表示されたメニューの「リンクを保存」を選択しよう。


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ダウンロードが完了すれば、通知画面のダウンロード完了通知から保存したファイルを開くことができる。

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2013年07月10日00時11分 公開 | カテゴリー: ネット情報活用 | キーワード: | Short URL
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