データ通信を使わないなら白ロムがお得!?「Xperia A SO-04E」購入前のチェックポイント



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ドコモの今夏の新機種の中でも圧倒的な人気となっている「Xperia A SO-04E」。評判を聞いてこれから購入するという人も多いだろう。そこで、端末購入にかかる費用や別途入手しておく必要のある製品などをまとめて解説するぞ。


実質価格は25200円~0円まで様々


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Xperia Aというと「実質5040円」や「月々210円」という価格が大きく報じられているが、実際の負担額は条件によって様々になっているので注意しよう。
他社からMNPで乗り換えた場合の実質価格は0円、新規契約時に購入した場合は実質5040円の1パターンずつだが、ドコモユーザーの機種変更の場合が少々ややこしい。
通常の機種変更の実質価格は25200円となっており、ドコモを10年以上利用している場合に「ありがとう10年スマホ割」として総額10080円、今までiモードケータイを使っていて今回初めてスマホに機種変更する場合に「はじめてスマホ割」として総額10080円の割引が増額され、両方が適用されれば実質5040円となる。
また、10年以上ドコモユーザーだが過去にスマホに機種変したことがある人や、スマホははじめてだけどドコモを使って10年未満の場合は、片方の割引のみ適用されて実質15120円となる。

一部の人には5040円で売られている物を25200円で買うとなると、随分高く感じるかも知れないが、こちらの方が標準的な価格設定と言えるだろう。


データ通信を使わないなら白ロムの方が安上がりかも

「実質」価格というのは、24ヶ月に渡ってサービス利用料から値引きされる「月々サポート」を78120円(月々3255円の24回払いも可能)の本体価格から差し引いた価格だ。
条件によっては割引が受けられなくなったり、余計な利用料がかかったりして割高になる場合もあるので注意しよう。

まず、月々サポートを受けるには、Xiの定額サービスを24ヶ月間利用し続ける必要があるが、Xiのデータ通信には月額2100円の「Xiパケホーダイ ダブル」より安いプランが無く、データ通信をほとんど利用しない場合でも2年で50400円の負担となってしまう。

また、24ヶ月の期間中に機種変更やXiからFOMAへの契約変更、他社への乗り換えなどを行なうと、月々サポートは終了してしまい、その分割高になる。
最近2年以内に機種変更をして月々サポートを受けている場合も、新たに機種変更をすれば以前の月々サポートは終了してしまう。


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このような制限があるので、SIMカードを挿さずにWi-Fi接続のみで利用したり、OCNなどのMVNOサービスを使ったりして維持費を抑えたい場合や、機種変更したばかりで買い換えを行ないたい場合などは、「白ロム」として売られている端末を購入した方がお得になる場合がある。
Xperia Aの白ロムの価格相場は5万円前後と高めだが、プランなどの縛りは一切無く、低価格のMVNOサービスなどで料金を抑えることもできるぞ。


Xperia A SO-04E (ケータイアウトレット|ムスビー)


モバイル回線にはminiUIMカードが必要


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SO-04Eでモバイル回線を利用するには、LTE対応プランで契約している「miniUIMカード」(microSIMカード)が必要だ。ドコモで機種変更する場合は、必要に応じて同時に交換手続きをしてくれるはずだが、白ロムなどで端末を入手した場合は、別途自分で行なう必要があるので注意が必要だ。

ドコモ回線の場合、ドコモショップで2100円の手数料を払えば交換手続きを行なってくれる。手続きの際には、回線契約者の身分証明書などが必要だ。端末紛失時などの再発行とほぼ同じ扱いなので、それまで使っていたUIMカードは手元になくても構わないようだ。

miniUIMカードはプラスチックの枠の部分以外はUIMカードと同じ構造なので、miniUIMカードが提供されていないMVNOサービスなどでも、UIMカードをカッターナイフなどで削ってサイズを合わせれば代用はできるようだ。
microSIMカードをSIMカード用のスロットに挿して使うための変換アダプタを利用すれば、収まり具合を確認しながら削っていけるので失敗しにくいだろう。

他社製品の携帯電話機などをドコモのSIMカードでご利用する際の手続き | お客様サポート | NTTドコモ


充電用のケーブルやACアダプタは同梱されていないので買い忘れに注意!

Xperia Aを買うときに注意すべき点の一つに、充電するためのケーブルなどが同梱されていないことが挙げられる。対応製品を持っていれば流用できるが、無い場合は別途購入するのを忘れないようにしよう。
USBでパソコンと繋いで充電やデータ接続を行なうUSBケーブルは、多くの製品に付属しているケーブルを流用できるが、ACアダプタはスマホ対応と称する製品でも上手く充電できない場合があるので、互換性が確認されている製品を選ぶといいだろう。


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急速充電には対応していないが、SO-04Eでの動作確認済みでUSBケーブル付きで手頃な値段なのが、ELECOMの「MPS-X10ACUC」シリーズ。ケーブルは取り外してパソコンとのデータ接続にも利用できる。
ELECOM スマートフォン用 AC充電器 USBケーブル付 ブラック MPS-X10ACUCBK


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PLANEXの「PL-WUCHG03」シリーズは、USBケーブルは付属していないが、急速充電対応で1000円以下と手ごろな価格だ。
PLANEX 急速充電(2ポート合計2000mA)USB ACアダプタ ホワイト PL-WUCHG03-W


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ドコモ純正の「ACアダプタ04」は、あまりコンパクトではないが信頼性は抜群だ。
NTT 【ドコモ純正】 スマートフォン用[USB microB] ACアダプタ 04


その他にあると便利なグッズ

本体の他にminiUIMカードと充電ケーブルがあればスマホとしての利用は可能だが、以下のグッズも併せて購入しておけば、より安心して快適に利用できるぞ。


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ディスプレイに傷が付いてしまうと、使うたびに気になってしまうので、保護フィルムはぜひ装着しておきたい。色つきの外枠が付いた気泡ゼロタイプなら、ディスプレイの上下のロゴが隠れてスッキリするぞ。


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本体のに32GBの十分潤沢なストレージが内蔵されているので、microSDカードは追加しなくても問題なく使えるが、音楽や動画などの大容量ファイルを沢山持ち歩きたい場合には有った方がいいだろう。
購入するなら、64GBの容量があるmicroSDXCカードがおすすめだ。

サンディスク SanDisk microSDXC UHS-I 64GB クラス10 SD変換アダプタ付


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人気機種だけに、専用のカバーも多数発売されている。洗練されたデザインが隠れてしまうのは惜しいが、雑に扱ってしまうことが多い人や、しばらく使ってから中古ショップに売ることを検討している人、より自分好みのデザインにしたい人などは、入手して装着しておくといいだろう。


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2013年06月24日19時01分 公開 | カテゴリー: 節約・お得情報 | キーワード:, | Short URL
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