無料で使えるIPアドレス偽装用VPN「TunnelBear」は規制時の2ちゃんねる書き込みにも利用可能

AndroidでのブラウジングなどでIPアドレスを偽装するための手段として、「操作」という面から見て一番簡単なのは、匿名化用VPNサービスを使うことだ。匿名化用のVPNサービスに接続することで、そのサービスを経由した通信を行うことが可能になる。つまり、例えば2ちゃんねるを利用する際、2ちゃんねるから見た接続元がVPNサービスになり、自分のIPアドレスが2ちゃんねるにはバレないようになる、という仕組みだ。
「VPNサービス」は、ほとんどが有料で、せいぜい「●日間限定無料」といったトライアル版がある程度なのだが、「TunnelBear」であれば、1ヶ月の通信量500MBまで無料だ(Twitterで書き込みを行えば1GBに増える模様)。少なくとも執筆時現在は、まだ2ちゃんねるで弾かれていないようなので、規制時に2ちゃんねるへの書き込みに利用することもできそうだ。


TunnelBear VPN – Google Play の Android アプリ
Pricing | TunnelBear
確認くん(VIA the UGTOP)



TunnelBear初期起動時にアカウント登録を行う。画面上の指示に従いメールアドレス等を登録し、届くメール内のリンクからアカウントを有効化すれば良い。

「US」でアメリカのIPアドレス、「UK」でイギリスのIPアドレスになる。国を選択した上で「ON」に切り替えよう。見ての通り、右上が「通信可能量の残り」だ。有料アカウントにすると通信上限が増えるが、無料でも1ヶ月500MBまでは利用できる。



初回時には警告が表示される。チェックを入れて「OK」。ステータスバーに鍵アイコンが表示されれば接続成功だ。接続している間は、Android上での全ての通信がTunnelBear経由で行われる。つまり、標準ブラウザでもFirefoxでも、2ちゃんねるブラウザでも、あらゆるアプリでの通信が匿名化される。



TunnelBearを利用する前と利用後で、「確認くん」でIPアドレスを確認してみよう。「現在接続している場所(現IPアドレス)」「クライアントホスト名」が変わっているはず

速度は、通常接続よりは下がる。ただ、普通にブラウザや2ちゃんねるブラウザなどを利用する分には十分だと思われる。

少なくとも執筆時現在、2ちゃんねるへの書き込みは実際に可能だった。ただいつまで可能かは分からない。なお、仮に一度ダメだったとしても、On/Offを切り替えてIPアドレスを変えていけば、書き込めるIPアドレスに当たる、かもしれない。


参考

「アメリカのIPアドレスに偽装できる」ということは、「アメリカ国内からの接続でないと登録できないサービスへの登録にも利用できる」ということ。例えば、現在、「Google Play Music」は「アメリカ国内からの接続でないと登録できないサービス」だ。上記記事ではPCブラウザから(IPアドレスを偽装して)登録を行っているが、TunnelBearを使えば、スマートフォンから登録作業を行うことができるはず。

Twitterプロモーションで1GBの転送量をゲット



メイン画面下部のTwitterアイコンからプロモーションを利用できるようだ。

セキュリティ上の注意点

Help & FAQ | TunnelBear

「VPNサービス(TunnelBear)を経由した接続を行う」ということは、「そのサービス(TunnelBear)には自分のIPアドレスがバレている」し、「そのサービス(TunnelBear)には通信内容が筒抜け」ということ。「TunnelBear」は、Q&Aページで「ユーザーのIPアドレスは利用後には消している」「どのような通信を行ったか(訪れたサイトのURLなど)は記録していない」と記載しているが、これを信用するかどうかはユーザー次第だ。「信用できない」と思うのであれば、利用するべきではない。

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2012年11月17日01時19分 公開 | カテゴリー: ソーシャル | キーワード:, | Short URL
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