100桁までの巨大数を計算でき、三角関数やlogなどにも対応した多機能電卓「Calculator Pro」

コンピュータの内部で数値を表現する際は、一定の桁数の2進数として表現するのが一般的で、その桁数を超える数値を正確に計算できないことがある。多くの電卓アプリにもこのような桁数制限があり、桁数の大きな数値は下位の桁が誤った値になってしまったりする。
超巨大な数値を正確に計算したければ、「Calculator Pro」を使ってみよう。最大100桁までの巨大な数値を正確に計算できるぞ。括弧や累乗、平方根、log、三角関数などを使った数式にも対応し、登録した定数をワンタッチで入力できるなど、計算機能も充実している。
また、入力した数式は、単なる1行のテキストとしてではなく、累乗の指数が右上に表示されたり、分数の分子と分母が上下に表示されるなど、学校で習う数式の書き方に近い表記で表示されるので、複雑な数式も見易くなっている。
まだ開発途上のβ版ということで、安定性や操作性に難がある部分もあるが、今後の改良次第では多機能型電卓アプリの有力な選択肢となってきそうだ。

Calculator Pro beta – Google Play の Android アプリ



001

Calculator Proを起動したら、「Precision」という欄をタップして有効桁数を変更しよう。


002

下部のパネルをタップすると上部に数式が入力されていき、「=」を押せば中央部に計算結果が表示される。「<-」「->」で入力位置の移動、「C」で直前の文字の削除が可能。「C」を長押しすれば数式が全削除される。


003

キーの部分を左右にフリックすると、このような追加の関数パネルが表示される。


004

現在のところ、10の99乗など、下位の桁に多くの0が続く整数は、「1E+99」のように、仮数に続いて「E」と指数(ゼロの数)が続く表記になってしまうようだ。


005

10の99乗引く1など、ゼロがつづかない数を計算させてみれば、巨大な数値も正しく計算されていることが分かるだろう。


006

右側の「Last results」には過去の計算の履歴が表示され、タップすることで数式内に組み込むことができる。履歴項目をロングタップすると削除される。


007

メニューでは、履歴の全削除や定数の登録を行なえる。よく使う数値を定数として登録するには、登録したい数を計算させた状態で「Add Constant」を実行しよう。


008

定数の名前を入力すれば、右下の「Constants」の一覧に表示され、素早く入力できるようになるぞ。

関連記事

2012年09月24日21時22分 公開 | カテゴリー: ライフハック | キーワード: | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事