東京で大規模イベント開催!ポケモンGoのベースでもある「Ingress」とは?

スマホを持って様々な場所に実際に行ってモンスターを捕まえるのが特徴のモバイルゲーム「ポケモンGo」が日本に先駆けて米国などで公開され、僅か数日でTwitterのアクティブユーザー数を追い越したり、任天堂の株価をストップ高に押し上げるなど、社会現象を巻き起こしている。
任天堂と組んでポケモンGoの開発を担当しているのが、Googleの社内ベンチャーから独立企業となったNiantic,Inc.だ。ポケモンGoでは、Nianticが以前から開発・運営していたモバイルゲーム「Ingress」の技術やデータが活用されている。
そんなIngressでは、7月16日(土)に東京で「XM Anomaly Aegis Nova」という公式イベントを開催する。Ingressの盛んな日本の中心での開催とあって、1万5000人規模の来場者が見込まれ、海外からも3000人近くの参加者が集まるという大規模イベントだ。
今回は、Ingressってどんなゲームなのか知りたいという人のために、あんスマが昨年から運営している姉妹サイト「ぶんきょう・いんぐれす」の記事をまとめて紹介していくぞ。

Ingress – Google Play の Android アプリ



現実の地図を盤面として実際にその場に行ってプレイ

Ingressでは、Googleマップのデータを利用して、現実の地図を盤面としてゲームが展開される。各地の名所や史跡、オブジェなどが「ポータル」として登録されており、各種のアクションを実行するには実際にスマホを持ってその場所まで行く必要があるのが特徴だ。
通勤通学や買い物、旅行のついでに遊ぶこともできるが、本格的にやり込むとなると長時間歩き回る必要があるため、ダイエットや健康促進の効果も注目されているぞ。
ポータルの登録はプレイヤーによる申請をスタッフが審査することで行われており、登録された情報はポケモンGoでも利用されている。


メインは2つの陣営に分かれての陣取りゲーム

Ingressでは、世界中のプレイヤーが緑色の「エンライテンド」と青色の「レジスタンス」の2つの陣営に分かれて陣取り合戦を行っている。
ポータルの近くに行って「ハック」を実行することで、アクションに必要なアイテムを入手。「XMPバースター」を使用して周囲にある敵陣営のポータルにダメージを与え、耐久力をゼロにして中立化したポータルに「レゾネーター」を設置して占領する。他のポータルで入手した「ポータルキー」を使うことで「リンク」でつなぐことが出来、リンクで三角形を作ると「コントロールフィールド」という陣地が出来上がる。
大規模イベントの「XM Anomaly」では、開催都市を舞台にした特殊ルールで勝敗が争われ、結果に応じてバックストーリーの展開が変化するという趣向も用意されているぞ。

Ingressってどんなゲーム?基本的な流れを把握しよう


上位レベルを目指すために遠くの地域に出掛ける人も

プレイヤーには「レベル」があり、占領などのアクションを成功させると手に入る「AP」を貯めてレベルアップすることで、性能の高い上位レベルのアイテムが使用可能になっていく。
数週間欠かさずにプレイすれば到達できるレベル8で、使えるアイテムのレベルは最大となるが、プレイヤーのレベルは16まで用意されており、レベル9以上になるためには様々な条件を満たして「実績メダル」を集める必要がある。「ハックしたことがあるポータルの数」などの条件を達成するためには近所のポータルだけでは全然足りず、メダル獲得のために様々な地域に「遠征」を繰り返している人もいるぞ。
スムーズにレベルアップするためのテクニック集

レベル9以上になるには実績メダル獲得を目指そう


「ミッション」というスタンプラリー的要素も

Ingressには、指定されたいくつかのポータルを巡って指定のアクションを実行することでクリアとなる「ミッション」という要素も用意されている。ミッションもプレイヤーによって作成されており、クリア済みミッション一覧に表示されるメダルアイコンには、順番に並べることで大きな絵柄が出来上がる「メダルアート」という仕掛けが用意されている物もある。メダルを集めるために様々な地域に出掛けているという人もいるぞ。

遠征するならやらなきゃ損!Ingressのミッションを遊び尽くせ


企業とのタイアップ企画で収益化を図る

Ingressは、企業とのタイアップを重要な収益源にしているのも特徴だ。
ゲーム内に店舗をポータルとして登場させたり、企業の名前を冠したアイテムを登場させるほか、商品にゲーム内でアイテムを入手できるパスコードを付けるなど、業種に合わせた様々な企画が実施されている。
日本は特に企業タイアップが盛んで、ローソンやソフトバンク、東京三菱UFJ銀行、伊藤園、大日本印刷傘下の書店、カー用品店のオートバックスなど、様々な企業とのタイアップが行われているぞ。

様々な企業とのタイアップで広がるIngressの世界

タイアップ の記事一覧


地域振興への活用も期待される

実際にポータルがある場所まで行って遊ぶのが特徴のIngressは、地域振興の効果も注目されている。「XM Anomaly」などの公式ベントが開催されることにより、あまり有名でなかった地域がIngressファンの間で一躍話題にとなることも多く、地元の有志や自治体が独自のイベントを企画・開催する例も続々増えているぞ。

全国で急増中!Ingressの地域振興への活用事例集

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2016年07月16日00時39分 公開 | カテゴリー: エンターテインメント | キーワード:, | Short URL
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