【デバッグ接続】無駄に容量を食ったり不具合を起こしているアプリデータを一発で消去

アプリが無駄に沢山のデータを保存してストレージ容量を圧迫していたり、保存しているデータに不整合が生じて正常に動作しなくなってしまったりした場合は、保存されているデータを削除してやる必要がある。アプリ側にデータ削除機能が用意されていなくても、アプリの管理画面で「データを消去」を実行すれば、アンインストールすることなくインストール直後の状態に戻せるぞ。
しかし、頻繁にデータ消去が必要となるアプリの場合、いちいちアプリ管理画面でアプリを探してデータ消去を実行するのは面倒だ。インストールされているアプリが多いと、データ容量の欄に「計算中」と表示されてデータ消去ボタンが押せるようになるまでに長いことまたされることがあり、非常に煩わしい。
こんなとき、端末をパソコンにUSB接続して「デバッグ接続」を行えば、アプリのデータ消去を手軽に行える。「adb shell pm clear」に続いてアプリのパッケージ名を指定すればいい。
コマンドを記述したBATファイルを作成しておけば、次からはダブルクリックするだけで実行できる。複数のアプリのデータをまとめて消去したり、ファイルバックアップなどの定期的なメンテナンス処理と一緒に実行してもいいだろう。





001

Google Playストアのアプリ個別ページのURLなどで、データを消去したいアプリのパッケージ名を調べよう。
なお、システムアプリにも、パッケージ名「com.android.providers.media」の「メディアストレージ」や、パッケージ名「com.android.providers.downloads」の「ダウンロードマネージャー」など、データの不整合が原因で不具合を起こしてデータの消去が必要となるアプリがある。



002

端末をパソコンにデバッグ接続し、コマンドプロンプトを開いたら、「adb shell pm clear 」に続いてパッケージ名を入力して実行しよう。
コマンドプロンプトへの「貼り付け」は、右クリックメニューから実行できる。


003

アプリの詳細管理画面を開けば、データやキャッシュが消去済みの状態になっているのが確認できるはずだ。
ただし、「メディアストレージ」や「ダウンロードマネージャー」など一部のアプリは、消去後に即座に基本的なデータの再生成が行われるので、完全に消去済みの状態は確認しにくくなっている。

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2014年11月06日10時13分 公開 | カテゴリー: チューンアップ | キーワード: | Short URL
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