定番日本語入力「ATOK」のAndroid版は変換精度が高く機能も充実

「ATOK」は、パソコンでも定番となっている日本語入力ソフトのAndroid版だ。30年近い歴史の中で改良が重ねられた変換エンジンは高い精度を誇っており、誤った変換候補に煩わされることなくスムーズな文章入力が可能だ。
変換精度の高い日本語入力アプリとしては、無料の「Google日本語入力」なども存在するが、機能の充実度ではATOKが大きくリードしている。DELキーのフリックによる一括削除など便利な機能が多数用意されており、キーボードの大きさをの細かな調節や、背景画像による見た目の変更も可能だ。
また、ネットスラングなども網羅しているGoogle日本語入力と比べると、変換候補がスッキリしているので、ビジネスのような用途に適している。
通常価格1500円とモバイルアプリとしてはかなり高価だが、文章入力を多用する人なら導入する価値は十分にあるだろう。15日間試用できるお試し版も用意されているので、文章入力を快適化したい人はぜひ試してみよう。

ATOK (日本語入力システム) – Google Play の Android アプリ

ATOK お試し版 – Google Play の Android アプリ



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ATOKのテンキー配列では、このようなジェスチャー入力がデフォルトとなっている。上下左右に「い」~「お」段が配置されている一般的なフリック入力より直感的だ。


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変換精度は、Android用の日本語入力アプリで主流の「Wnn」系の変換プログラムと比べるとかなり賢くなっているが、正しい変換候補が表示されないこともたまにある。Android1.6搭載の古い機種でも動くように作られているためか、パソコン版ほどの性能は無いようだ。


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DELキーは、単にタップすると一つ前の文字の削除となるが、上や左にスワイプすることで、一括削除や後ろの文字の削除なども行える。


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右下のキーボードボタンをドラッグすることで、顔文字や記号、定型文などの入力パネルへの切り替えメニューが表示される。なお、絵文字は絵文字入力に対応したアプリでのみ選択可能となるようだ。


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「ATOKダイレクト」は、一般に「マッシュルーム」と呼ばれる拡張アプリを呼び出すための機能だ。キノコのアイコン上に指を動かすと、最近選択した拡張アプリが表示され、素早く選択可能。


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キノコのアイコン上で指を放せば、すべてのマッシュルームアプリの一覧が表示される。


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顔文字や記号の入力パネルでは、項目を長押しすることで「Myコレ」カテゴリに登録でき、素早く選択できるようになる。


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上部に表示されているリサイズバーは、ドラッグすることでこのようにキーボードのサイズを自由に調整できる。キーボードを左右に寄せて、大画面の端末で親指だけで操作しやすくしたり、画面下部に表示されるホームキーなどとの間隔を空けて誤操作を防ぐことが出来るぞ。


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右下のキーボードボタンを押せば、テンキー配列とQWERTY配列を切り替えられる。


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QWERTY配列では、「記号」キーを上にドラッグすることで、よく使う記号を素早く入力可能だ。ここに表示される記号は、設定の「QWERTYキーボード」で変更できる。


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「あA」キーを長押しすると、このようなメニューが表示され、設定や単語登録、入力方法選択画面の呼び出し、リサイズバーの表示の有無の変更などを行える。


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メニューの「ATOK設定」から設定画面に進める。


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「画面・表示」では、用意されているテーマからデザインを選択したり、任意の背景画像を使用して、キーボードの見た目を変更できる。

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2014年05月01日10時30分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード: | Short URL
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