【Lightning Launcher】スクロールする小窓を埋め込む「パネル」機能
現在のLightning Launcherには、デスクトップ上にスクロール可能な小さな領域を設置する「パネル」機能も搭載されている。
どのように使ったらいいのか今ひとつピンと来ない機能だが、使いこなせば他のホームアプリでは真似できない便利な機能を実現できる可能性を秘めている。
ドックバーの再現やフォルダ的な使い方、隠しアイコンの作成したりウィジェットを擬似的にスクロール型にするなど、パネルの様々な使用例を一挙に紹介するぞ。
・Lightning Launcher – Google Play の Android アプリ
・Lightning Launcher – 日本語 – Google Play の Android アプリ
パネルの基本的な使い方
デスクトップのロングタップメニューの「追加」→「パネル」で、パネルを作成できる。初期状態では、縦1列、横幅は画面一杯の大きさで、白い枠線の付いたボックスになっているぞ。
パネル外の項目をパネル上にドラッグし、だんだん白くなっていくエフェクトが止まってから放すと、項目をパネル内に入れることが出来る。
パネルに入れた項目をロングタップすると、パネル内の項目の配置を編集できる。濃い白枠の外にドラッグすれば、パネル内の領域が広がって、スクロール可能になるぞ。
パネル内の項目のロングタップメニューでは、「パネルの外に移動」で項目を外に出すことが可能だ。
非編集モード時にパネル状をロングタップすると、パネル内の編集メニューが表示されて、パネル自体の移動を行えない。パネル自体を移動したい場合は、パネル外のロングタップメニューで「レイアウトを編集」から編集モードに移行しよう。
デスクトップの編集中にパネルをロングタップすれば、このようなメニューでパネルのボックス自体に関する操作やパネルの削除を行える。
「パネルの中身をカスタマイズ」では、デスクトップの設定と同様にパネルの中のレイアウトやスクロール動作などをカスタマイズできる。
パネルのロングタップメニューの「カスタマイズ」→「詳細」では、パネルのボックスの見た目などをカスタマイズ可能だ。
ドックバーを実現
パネルの代表的な利用例が、多くのホームアプリの画面下部にある「ドックバー」の再現だ。元々ドックバーとしての利用を想定しているためか、設置した直後のパネルは横幅画面一杯、縦幅1マス分のサイズになっている。
パネルの表示位置を「ピン止め」機能で画面下部に固定すれば、上部のメイン領域のページ切り替えとは独立してページ切り替えが可能なドックバーを作成できる。ドックバーの中央にAll Apps(ドロワー)アイコンを常時表示させたければ、パネル内にさらに「ピン止め」してやればいいぞ。
デスクトップにパネルを追加したら、パネルのロングタップメニューの「位置」→「ピン留めする」で表示位置を固定しよう。さらに、パネル内に入れた「All Apps」もピン留めする。
このように、パネル内の左右ドラッグでページ切り替えを行える。
パネルの外はパネルと独立してページ切り替えが可能。一般的なホームアプリのドックバーの動作を実現できたぞ。
縦置きドックバーや複数行ドックバーも
通常のホームアプリのドックバーは画面下部に一行だけ表示されるものと決まっているが、Lightning Launcherのパネルならば、縦に表示させたり複数列にするなど、自由度の高い配置が可能だ。フォルダと同様に、パネル内にもウィジェットやフォルダを置くことができるので、画面上部にウィジェット用の大きなドックバーを設置するなど、様々な使い方が出来るぞ。
パネルを横一列以外にするには、パネルを追加した後ロングタップメニューの「パネルの中身をカスタマイズ」を実行しよう。
「レイアウト」の設定で、縦列と横列の「列数」を変更する。パネルのボックス内が、ここで指定した数に区切られるぞ。
次に、パネル自体のボックスの外枠をドラッグして大きさを変更しよう。
縦列の列数を1、横列の列数を多めに設定して、縦置きのドックバーを作ることが出来た。
このように、画面上部に横列2列にしたウィジェット用のドックバーを設置するという使い方も可能だ。
フォルダの代わりとして
ピン止めされていないパネルは、常時表示されるフォルダのようなものと考えることもできる。
設置したいショートカットが5つあるのに、設置スペースが4マスしかない場合、4マス目にフォルダを置いて残り2つのショートカットを格納すると、5つめのショートカットを配置するためだけに4つめのショートカットをフォルダ内に入れることになり、勿体ない気がする。
そんなとき、4マス分のパネルを設置してその中にショートカットを設置すれば、普段は5つめのショートカットも1タップで開ける状態になり、無駄が少なくて済むぞ。
中身の数が画面の列数の2倍を超えると、中身が3ページ以上に別れ、ページ切り替えの手間が増えるてしまうが、パネル内のスクロールをページ単位ではなく無段階で行うようにすれば、勢いよくフリックすることで素早く目当ての項目の位置に移動できるようになる。
4つのスペースに5つのショートカットを収めるためにフォルダを作ると、4つめのショートカットを開くために2タップ必要になって勿体ない。
パネルならば、4つめの項目は常時表示されて1タップで起動可能。5つめの項目を開くのも、フリック→タップの2ステップで、フォルダに入れた場合の手間と大差ない。
「パネルの中身をカスタマイズ」→「ズームとスクロール」で、パネル内のスクロールの挙動をカスタマイズできる。初期状態だと、5つめの項目だけのページが出来てしまうが、「デスクトップの余分をなくす」にチェックを入れておけば、2~5つめの項目が表示されている状態で止まるようになるぞ。
隠しアイコンを作成
パネルは枠線を非表示にすれば何もないように見えるので、見られたくないアイコンを隠すのにも利用できる。通常は当たり障りの無いアイコンが表示され、パネル内をスクロールさせることで隠しアイコンが表示されるようにすればいいぞ。
パネルを1マス分にして、多数のアイコンの中に忍ばせておけば、ちょっとやそっとでは発見されないだろう。
パネルに2つのアイコンを入れたら、「パネルの中身をカスタマイズ」を実行。
「レイアウト」で縦横の列数を1にしよう。
パネルの大きさを縦横1マスに変更したら、ロングタップメニューから「カスタマイズ」→「詳細」と進む。
ボックスの設定で上下左右の境界線を選択し、「サイズ」を「0」に変更しよう。
なお、パネルに中身を入れる前に境界線を消してしまうと、パネルが見えなくなって見つけづらくなってしまうので注意が必要だ。
このように、出来上がったパネルは一見すると他のアイコンと見分けが付かない。
パネル部分をドラッグしてスクロールすると、隠されていたアイコンが表示されるぞ。
ウィジェットの不要部分をカット
特殊な応用例としては、スクロールを無効にしたパネル内にパネルサイズより大きいウィジェットを入れることで不要な部分を非表示にするという使い方もある。ロゴなどの余計な部分がスペースを無駄に占有したり、画面のデザインを損ねてしまう場合に役立つだろう。
ウィジェットを格納するパネルを設置したら、表示させたい大きさに変更し、ロングタップメニューから「パネルの中身をカスタマイズ」を実行。
「レイアウト」で列数をパネルのサイズと同じに変更。
ウィジェットを「位置」→「グリッドから独立させる」でフリーモードに変更して、表示させたい範囲がパネルの大きさに合うように調節したら、パネル内に入れる。
次に、パネル内のホーム領域(濃い白枠で囲まれた範囲)に表示させたい範囲が収まるように移動する。
一旦編集モードを抜けたら、パネル内をドラッグしてスクロールさせ、ホーム領域が表示されるように調整しよう。
次に、再び「パネルの中身をカスタマイズ」を実行し、「ズームとスクロール」で「スクロールの向き」を「スクロールなし」に変更しよう。
このように、不要な部分を非表示にしたウィジェットを設置できたぞ。パネルの境界線が邪魔な場合は「カスタマイズ」→「詳細」で幅0に変更すればいい。
ウィジェットを無理矢理スクロール式にする
スクロール出来ないウィジェットを設置して、擬似的にスクロール可能にするという使い方も可能だ。
ウィジェットを無理矢理スクロール可能にするには、ウィジェットをパネルより大きくリサイズしてパネル内に入れるだけでいい。
このように、パネル内をスクロールさせることで、あたかもウィジェットがスクロール式になったかのように利用できるぞ。
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2014年01月29日10時45分 公開 | カテゴリー: カスタマイズ | キーワード:チップス | Short URL
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