【iPhoneがダメな7つの理由 1】標準アプリを自由に入れ替えできない

AndroidスマートフォンがiPhoneより優れている理由のその1は、メール内の住所をタップした際に使われるマップアプリなど、「標準アプリ」を自分で自由に変更できる、ということだ。
iOS6(iPhone5)に搭載されたApple製のマップアプリは、都心でもスカスカだったり、例の「パチンコガンダム駅」問題があったりで大不評だった。しかし、しばらくしてGoogleがiPhone用「Googleマップ」アプリをリリースしたから、これで地図問題は解決された……というような声もあるが、これはズレた話だ。iPhoneの最大の問題は、メールやカレンダー内の住所をタップしたときに起動される、標準のマップアプリを変更することができない、ということ。iPhone用「Googleマップ」アプリを入れたところで、メールやカレンダー内の住所をタップすると、やはりApple製の駄目マップアプリが起動されてしまうのだ。
「標準アプリはApple製から変更させない」という窮屈なiPhoneと異なり、Androidスマートフォンであれば、「標準アプリ」を自由に変更できる。マップアプリでもブラウザでも、自分が好きなアプリを「標準アプリ」に設定可能だぞ。


iPhoneの「マップ」問題は解決されていない



iOS6の「マップ」は、従来のGoogle製からApple製になり、都心でもスカスカなダメアプリになってしまった。iPhone用「Googleマップ」アプリを別途インストールして使うことは可能だが……。



「Googleマップ」を標準のマップアプリにすることはできない。例えばメール中の住所をタップすると、起動されるのはApple製マップアプリだ。

Androidなら「標準アプリ」を変更可能



Androidの場合、そもそも最初から「Googleマップ」アプリが入っているが、好みに応じ、ほかのマップアプリを入れることもできる。

メールやカレンダーアプリから住所をタップした際に使われる「標準アプリ」を、自分で設定することが可能だ。「この操作の標準として使用」にチェックを入れておけば、次回からは自動でそのアプリが使われるようになる。

ブラウザなど、ほかのアプリも「標準アプリ」を設定可能

URLをタップした際に使われるブラウザなども、「標準アプリ」を選択可能だ。

ブラウザエンジンを選択できる点も長所

iPhoneには、「標準アプリを変更できない」という制限のほかに、「ブラウザを作る場合はSafariと同じブラウザエンジンを利用しなければならない」という制限もある。このため、iPhone用の「Chrome」や「Firefox」は、ページ表示などを司る「ブラウザエンジン」はSafariと同じで、単にデザインや追加的機能の部分が違うだけ。囲い込み体質なAppleが、非常に強い制限を課しているのだ。
Androidの場合、こんな酷い制限はないので、自前でブラウザエンジンを開発しているベンダーも多い。PC版でもお馴染みな「Chrome」や「Firefox」、Android用として有名な「Dolphin Browser」などが、「最速」の座を目指して競い合っているぞ。

Androidでは、ページの表示やスクロール時の反応速度、JavaScriptの実行速度など、ブラウザとしての基本的な性能が、ブラウザによって異なる。主要ブラウザをいくつか試してみて、一番自分に合うブラウザを「標準アプリ」として利用するのがオススメだ。
ちなみに、ページ端を超えてスクロールしようとしたときに画面が指の動きに追随する、iPhoneでいう「バウンスバック」機能が欲しい人にオススメなのはFirefoxだ。

参考

あんスマでも、ブラウザ(ブラウザエンジン)の性能比較などを、過去に何度も行っている。これらの記事を参考に、自分に合ったブラウザを探してみよう。

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2013年01月26日13時00分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード:, , | Short URL
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