老舗の多機能ホームアプリ「ADW.Launcher」が久しぶりのバージョンアップで全面リニューアル!

ADW.Launcher」は、ショートカットのアイコンやタイトルの変更、スワイプ操作へのアクションの割り当て、ウィジェットのリサイズ、ドロワーのグループ分けなど多彩な機能で人気のホームアプリだ。総合的な機能の充実度と使い勝手の高さから、昨年末のあんスマのアプリアワードでもホームアプリカテゴリの金賞に選ばれている。
だが、無料版は2010年末以来バージョンアップが無く、最近続々登場している美麗で多機能なホームアプリと比べると時代遅れな印象が漂っていた。
そんなADW.Launcherが久しぶりにバージョンアップし、Android4.0以降の標準ホームのデザインに近づくなど、全面的にリニューアルされたぞ。
便利な機能やカスタマイズ性は引き継ぎつつ、左右のページ遷移エフェクトやアイコンの文字色の変更機能などが加わってさらにパワーアップ。従来は上下スワイプだけだったジェスチャへの動作割り当ても、ピンチイン・アウトや二本指スワイプなど大幅に拡充された。
その他、グループ分けしたドロワーがタブとして表示されるようになったり、フォルダ内のアイコンの順番をドラッグ&ドロップで入れ換えられるようになるなど、細かな使い勝手も向上している。
ただし、旧バージョンから更新するとデザインの設定などが失われ、最初から設定し直さなければならないので注意が必要だ。従来と全く同じ使用感には戻せない場合もあるので、利用している人は更新する前に現在のバージョンをバックアップしておくといいだろう。

ADW.Launcher – Google Play の Android アプリ



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新バージョンの初回起動時には、上部のアクションバーやページ遷移エフェクトなどの設定を選択する画面が表示される。図解が入ったりして通常の設定画面よりも分かりやすいので、ぜひここで好みの設定に変更しておこう。


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新バージョンでは、画面の左右ドラッグでページを切り替えるときに、単にスライドするだけでなく様々な画面効果を適用できるようになった。


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アイコンをまとめておくフォルダも、アイコンをドラッグ&ドロップして並び替えられるようになるなど使い勝手が向上している。Android4.0以降の標準ホームのように、アイコンの上にアイコンをドロップすることでフォルダにまとめることも可能だ。


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初期設定ではショートカットなどのアイコンやテキストの変更を行なうメニューは、ロングタップではなくダブルタップで表示するようになった。この変更のせいで、アイコンをタップした後2回目のタップが無いか待つために、タップへの反応が遅くなってしまっている。設定の「System」→「Advanced Settings」→「Double Tap」のチェックを外せば、従来通りロングタップでドラッグの開始とメニューの表示が行なわれるようになり、タップへの反応が早くなるぞ。


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ドロワーでは、メニューの「New Group」を選択してタイトルを入力すると、上部にタブが追加され、素早く表示するグループを切り替えられるようになった。メニューの「Setup Group」で、そのグループに表示するアプリを選択できるぞ。


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画面のロングタップで表示されるメニューの「ADW Settings」などから設定画面を開ける。


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設定画面のテキストは現在のところ英語のままだが、カテゴリ分けは従来より分かりやすくなった印象だ。


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「icons」では、アイコンの下のテキストのサイズや色などを変更可能になった。なお、ここで変更できるのはメインスクリーンのみで、ドロワーやフォルダ内のアイコンは、それぞれ「App Drawer」、「Folders」内で変更可能だ。


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従来は「メインドック」と「隠れるドック」の2種類があったドックバーは、「隠れるドック」に近いページ切り替え式のドックバーだけに統合された。設定画面の「AppDock」のページで設定できるが、ドロワー画面にも表示するかどうかの設定は「AppDrawer」のページの方にあるので注意。


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「Gestures」では、スクリーンの様々なタッチ操作にアプリの起動やホーム画面の動作を割り当てられる。


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設定画面の「Themes」では、ADW用のテーマだけでなく、Go Launcher EXなど他のホームアプリ用のテーマも選択可能に。Google Playストアで公開されている様々なテーマを導入して、ホーム画面の見た目をいっぺんに変更できるぞ。


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少々見つけづらいが、画面の自動回転やステータスバーの非表示などの設定は、「System」→「Advanced Settings」の画面で行なえる。


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上部のアクションバーや下部のドックバーを、設定の「Screen」→「ActionBar Design」や「AppDock」→「Dock Style」で「Disabled」を選択して非表示にした場合、バーのあった領域が空白になってしまうが、ロングタップメニューの「Resize screens」でスクリーン範囲を調節すれば全体をアイコンやウィジェットの表示に使えるようになるぞ。


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ドックバーの左右に隣のスクリーンに切り替えるボタンを表示する「デスクトップドット」に相当する機能は無くなってしまったようだ。「AppDock」の設定で「AutoSize」を有効にし、スクリーンのロングタップから「Add」→「LauncherAction」で、各ページの左右下端に隣のページに切り替えるショートカットを設置してから、「Resize Screens」で下端をドックバーに被るようにリサイズすれば、辛うじてそれっぽい動作を再現することはできる。

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2012年10月30日22時18分 公開 | カテゴリー: カスタマイズ | キーワード:, | Short URL
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