スマホを手に取った瞬間にホーム画面を表示する! 「スリープ」と「ロック」の完全コントロール術

携帯電話からスマートフォンに移行したとき、まず最初にびっくりさせられるのは、ホーム画面にたどり着くまでの手順が多すぎることだ。
折りたたみ式の携帯電話であれば、本体を開けばすぐに操作を始められたのに、スマホの場合は「本体のボタンを押してスリープから復帰」→「ロック画面をフリックしてロックを解除」という2つの作業を行わないとホーム画面を開けない。スマホのボタンは小さくて押しづらいし、ロック画面は雑にフリックすると反応しないしでイライライライラ……。おまけに、画面をしばらく操作しないで眺めていると、急にスリープ状態になってロック画面からやり直し。これは何かの嫌がらせなのかと勘ぐりたくなるほどだ。
スマホのスリープとロックは、そのままだとあまりに使いにくい。ロック機能は無効化して、ホーム画面を開くまでの手順を簡略化。スリープもスマホを手に持っている間は機能させない。さらに、スマホをポケットから取り出したら即ホーム画面が表示されるようにすれば、最初の操作が迅速に始められるようになる。
スリープとロックの解除は、スマホを使う度に行う作業なので、ここを短縮できれば使いやすさは抜群に向上する。スマホを長く使っている人は、もう不便さには慣れっこかもしれないが、携帯電話の頃の使いやすさを思い出して、もう一度カスタマイズに挑んで欲しい。


ロック画面は操作がひと手間増えるだけなので無効にする

スマホの「画面ロック」は、タッチパネルに物が触れての誤操作を防ぐための機能。しかし、最近のスマホのホームボタンはタッチ式であることが多く、偶然押されてスリープが解除されることはほとんどない。スマホを使う際の無駄な手間がひとつ増えているだけなので、「UnKeyLocker」でロック画面自体を無効にしよう。

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スリープ解除後のスマホのロック画面。画面をスライドさせて解除するパターンが多いが、毎回やるのはかなり面倒臭い。最近のタッチパネルは指以外のものに触れて誤作動を起こすことはめったにないので、ロック機能は無効化してしまってもOK

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UnKeyLocker」をインストールして設定を開き「UnKeyLockerの起動」を有効にしよう。通知バーを開くと白い文字で「スクリーンロックが無効」と表示される。これでスリープ状態から復帰すると、ロック画面を飛ばして一発でホーム画面が起動する。

スマホを手に持っている間はスリープ状態に入らせない

スマホで長い文章を読んだり動画を見ていて、操作する手をしばらく止めていると、急に画面が暗くなってスリープ状態に入ってしまい、イラッとさせられることがある。スマホの傾きを検知してスリープを止めるアプリ「Screebl Lite」を使うおう。初期状態のままだと、スマホがカバンやポケットに入っているだけで、傾きを感知してスリープが働かなくなってしまう。傾きを検知する範囲を絞り込んで、手に持っているとき以外はスリープが無効にならないように設定しよう

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Screebl Lite」をインストールして、「Enable Screebl」にチェックを入れる。これでスマホが傾いている状態だとスリープに入らなくなる

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「設定」を開いて、より具体的な傾きの検知の設定を行う。最も重要なのは「縦向きの傾き」。現在の傾きは「△」が示していて、緑色の範囲内だとスリープが無効に、そこから外れると有効になる。スマホを傾けながら範囲を絞り込んで、普段使っている角度のときのみスリープが無効になるよう調整しよう

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設定が終わったら、スマホの通知センターで、センサーが正しく機能しているかを確認しよう。手に持っている間は「電話が使われています!」、机に置いたりカバンに入れているときは「電話待機時」と表示さるようになれば完璧

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スマホを見ているときの本体の角度が「Screebl Lite」に設定した範囲内であれば、長時間、操作を行わずに放置していても、自動的にスリープ状態に入ることはない

スマホをポケットから出したら自動でホーム画面を表示

スマホがポケットに入っている間、当然スマホはスリープ状態になっている。そこから本体ボタンを押してスリープを解除しホーム画面を開く……という手順を簡略化できるのが「Auto Screen On」。スマホには、通話中に画面に触れそうな顔や髪を検知してタッチパネルを無効化し誤動作を防ぐ「近接センサー」が搭載されているが、それを使って周囲に物体がある状態ではスリープ状態を維持し、物体が離れた瞬間にスリープを解除する。これにより、スマホをポケットから取り出した瞬間にスリープが解除されて、自動的にホーム画面が表示されるようになるぞ。

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Auto Screen On」をインストールしたら、「設定」の「Choose Sensor」で有効にするセンサーを選択する。「g-sensor」は加速度センサーで、スマホを取り上げたタイミングでスリープを解除。「proximity sensor」は近接センサーで、近くの物体が離れたときにスリープが解除される。今回はポケットから出した瞬間にスリープを解除したいので、後者の「proximity sensor」を選択

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実際にスマホをポケットから出し入れして、取り出したタイミングでスリープが自動解除されるかを確認しよう。初期状態ではスリープ後、しばらくの間は近接センターが反応しない設定になっている。「設定」で「Continuous Time」を「nonstop」にしてからテストしよう

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スマホがポケットに入っている間は、周囲が常に生地で囲まれているので近接センサーはスリープ状態を維持する。ポケットから取り出して周囲から物が消えた途端に、近接センターが反応してスリープ状態を解除。ホーム画面が開いた状態になる。これはスキマの大きいカバンの中だと上手く機能しないので、普段スマホをポケットに入れて持ち歩く人限定のテクニックだ

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2012年09月17日15時11分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード: | Short URL
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