【極限パケット節約術】メールアプリはGmailから「K9 Mail」に乗り換えて通信量を徹底的に減らすべし

通信量を節制するなら、自動的に通信を行うアプリは無効にするのが基本だ。しかし、スマホの機能の中でも重要度の高いGmailだけはそうもいかない。「PCに届いたメールを外で読めないのであれば、スマホを持っている意味がない」という人は多いはず。
Gmailの公式アプリを使っている限り、通信量を抑えるのは難しい。Gmailの公式アプリは新着チェックの間隔を設定できず、勝手なタイミングで通信を行うので、利用者側としては対処の仕様がない。
そこで、別のメールクライアントを使ってGmailを受信しよう。「K9 Mail」は、サーバへのアクセス頻度やダウンロード量を設定できるメールアプリ。新着チェックの頻度を少なくすれば、Gmail関連で発生する通信量を大幅に減らすことができるぞ。
さらに、指定した容量より大きなサイズのメールは受信しないように設定することも可能。長文メールや添付ファイルを含んだメールは、ヘッダ以外はダウンロードしないので、タイトルや送り主を見てから、受信するかどうかを判断できる。
たかがメールといえども、ほかのアプリと比べて使用頻度が高いだけに、全体に占める通信量は決して少なくない。「K9 Mail」でGmail関連の通信を大幅に減らせば、通信量の抑制はだいぶ楽になるはずだ。


Gmailの受信間隔とデータ量を設定して通信量をできる限り抑える

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「K9 Mail」の初回起動時には、メールの設定を追加する画面が起動するが無視しよう。Googleの設定がスマホ内にある場合は、Gmailは最初から利用できる。受信トレイの画面でGmailのアカウントが表示されているのを確認したら、設定画面を開く

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設定画面の「アカウント設定」から「メール受信」を開く。ここでGmailと同期を行う間隔と、受信するデータ量を指定する。まずは「同期フォルダの同期間隔」を開こう

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ここでGmailと同期する時間の間隔を指定できる。設定は最短で「1分毎」、最長で「24時間毎」。どのくらいの頻度でメールチェックを行いたいかを考えて、同期間隔を指定する。急いでメールを確認する必要がないのであれば、「3時間毎」くらいにしておこう

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「ダウンロードするメッセージサイズの上限」で、1度のメール受信でダウンロードするデータ量の上限を指定する。ここでは、できるだけ転送量を抑えるために「4Kb」に設定。短い文章のメールであれば受信するが、長文のメールや添付ファイルが付いているメールは受信しない設定にしておく

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容量の大きなメールが届いたときは、ヘッダの情報のみが表示される。メールの題名と送信元を確認して、メールの内容をダウンロードするか否かを判断するといい。緊急性のないメールは、Wi-Fiで接続しているときにダウンロードすれば、3G回線の通信量を増えることはないぞ

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2012年09月02日15時19分 公開 | カテゴリー: 節約・お得情報 | | Short URL
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