「FilterProxy」を導入し、今使っているブラウザにプロクシ設定を行う

「FilterProxy」は、Android上で動作するプロクシアプリ。このアプリを走らせた上で、今使っているブラウザに対して、「FilterProxy」経由でウェブに接続する、というプロクシ設定を行えば導入作業は完了……なのだが、Androidのプロクシ設定は一筋縄にはいかない。機種やAndroidのバージョンによって、プロクシ設定が用意されておらず、普通の方法ではプロクシ設定を行うことができない場合があるからだ。
自分が使っているブラウザにプロクシ設定が用意されていない場合、手は三つある。
・Rootを取っていない場合には、プロクシ設定の専用アプリ「HTTP Proxy Settings」を用いる
・Rootを取っている場合には、同種の専用アプリ「ProxyDroid」を用いる
・プロクシ設定が可能なブラウザを利用する

以下、順に解説しよう。

FilterProxy」をインストールして起動。「状態」が「Active」になっていることを確認する。「Bypass」になっている場合は一度タップすれば「Active」になるはず。「PORT」に表示されている番号(デフォルトでは「8000」)を覚えておく。

自分が使っているブラウザの設定に、プロクシに関する項目があれば、プロクシ設定を変更。「アドレス」など、プロクシ設定が一つしかない場合は「localhost:先ほど表示されていたポート番号」に設定。「localhost:8000」といった具合だ。「ホスト名」と「ポート」など、プロクシ設定が二つに分かれている場合は、ホスト名を「localhost」、ポートを先ほど表示されていたポート番号に変更。「localhost」「8000」といった具合だ。

プロクシ設定がなかった場合は、「HTTP Proxy Settings」を利用する。インストール後に起動し、「Proxy Settings」をタップして「ホスト名」を「localhost」、「ポート」を先ほど表示されていたポート番号に。

この状態で、普段使っているブラウザを起動し、適当なページを開いてみる。

「FilterProxy」を開き、下部「ログ」をタップ。大量のアドレス等が表示されていれば設定成功。普段使っているブラウザが、「FilterProxy」経由でウェブに接続している。

何も表示されない場合は設定失敗。その機種(Androidバージョン)では、「HTTP Proxy Settings」を使ったプロクシ設定を行うことができないということだ。

Rootを取っていれば、同種のプロクシ設定アプリ「ProxyDroid」を使うことができる。「ProxySettings」の「Host」「Port」で、同様に設定を行い、テストしてみよう。


プロクシ設定が可能なブラウザ

このページの方法でプロクシ設定を行うことができない場合には、プロクシ設定が可能な別のブラウザを利用するしかない。標準ブラウザと同じ表示エンジンを使っている「Orweb」、独自エンジンを使っている「Firefox」「Opera」は、プロクシの設定が可能だ。

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2012年07月31日12時48分 公開 | カテゴリー: ネット情報活用 | キーワード:, , | Short URL
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