Adobe Readerが10.1.0に更新され、テキストのコピーやしおりによる章ジャンプが可能に

PDFファイルを閲覧するためのアプリ「Adobe Reader」のバージョン10.1.0が公開された。PDF中のテキストを選択してコピーする機能や、「しおり」として埋め込まれた目次を表示して選択した章のページにジャンプする機能など、便利な機能が追加されている。
そのほか、スライダーによるページ移動時にページの縮小画像が表示されるようになったり、描画パフォーマンスも向上している。
スマホの取扱説明書のデジタル版は、PDF形式で公開されている場合が多い。端末固有の機能の使い方が分からないときなどには、ネットの情報より頼りになる場合もあるので、Adobe Readerと共に用意しておくといいだろう。

adobereader_001ブラウザのダウンロード履歴やファイルマネージャなどでPDFを開こうとすると、アプリの選択画面にAdobe Readerが表示されるはずだ。

adobereader_002PDFを開くと、上下にツールバーが表示される。下部のスライダーをドラッグすることによるページ移動時には、上にページの縮小画像が表示され、概観を確認しつつ移動先ページを定められる。

adobereader_003スライダーの右のしおりボタンを押すと、このように文書に埋め込まれた目次が表示され、タップした章のページにジャンプできる。

adobereader_004左右矢印が付いている項目では、矢印の部分をタップすることでサブ項目を表示できる。なお、画面の端の方のタップには反応しづらいので、区切りの縦棒の辺りをタップしよう。

adobereader_005画面をタップしたりページ移動を完了すると、ツールバーは非表示になる。画面を短くタップすると再表示されるぞ。

adobereader_006画面をロングタップするとテキスト選択モードになり、開始・終了のマーカーを移動して「コピー」をタップすると、文書にコピー禁止の設定がされていなければ、選択したテキストをクリップボードにコピーできる。

adobereader_007上部ツールバーの虫眼鏡のアイコンでは、テキストの検索が可能だ。下部の左右矢印で、前後の一致箇所にジャンプできるぞ。

adobereader_008ホーム画面からAdobe Readerを単独で起動した場合や、ツールバー左上の「ホーム」を押した場合、このような画面で最近表示した文書が一覧表示され、選択した文書を素早く開くことが可能だ。

Adobe Reader

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2011年10月17日22時33分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード: | Short URL
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