パス付きZIPでファイルを暗号化できる「ArchiDroid」で秘密のファイルをやり取り

複数のファイルを1つにまとめたりファイルサイズを削減してネットでの受け渡しをしやすくするのに使われるZIP形式には、格納するファイルをパスワードで暗号化し、正しいパスワードを入力しないと解凍できないようにする仕組みも用意されている。
ZIP形式は多くのソフトで解凍できるので、独自のファイル形式を使う暗号化ソフトと違って、受取った相手が中身を取り出しやすいし、ソフトが公開停止になって中のファイルを復号化できなくなったりする心配も不要だ。
秘密のファイルをパス付きZIPで暗号化して安全に受け渡したり、受取ったパス付きZIPの中のファイルを取り出したければ、「ArchiDroid」を使おう。「Standard」と「AES256」の2つの暗号化方式に対応しているほか、ZIPのほかにもRAR/TAR/GZ/BZ2/7Zなどの形式の圧縮ファイルも解凍可能だ。

archidroid_001ArchiDroidを起動すると、操作の選択画面が表示される。

archidroid_002ファイルをZIP圧縮するには、「Create Archive」を選択しよう。作成したいZIPファイルのファイル名と、保存先フォルダのパスを入力したら、「Archive Content」を押す。

archidroid_003圧縮対象ファイルの一覧が空の状態で表示されるので、「+」を押そう。

archidroid_004ファイルリストが表示されたら、圧縮したいファイルの横のチェックボックスをONにして、右上のボタンを押して登録し、対象ファイル一覧に戻ったら右上のボタンで前の画面に戻ろう。

archidroid_005鍵のアイコンを押すと、パスワードの設定画面が表示される。パス付きZIPを作りたい場合は、「Use password」にチェックを入れてパスワードを入力し「Ok」を押そう。

archidroid_006歯車のアイコンを押すと、圧縮オプションの設定画面が表示される。「Cryptography method」では、暗号化方式を選択できる。「Aes256」の方が安全性が高いぞ。

archidroid_007「Create」ボタンを押せば圧縮が実行される。

archidroid_008出来上がったZIPファイルは、「ES ファイルエクスプローラ」などのZIPファイルの閲覧に対応したアプリでも解凍できる。

archidroid_009しかし、ES ファイルエクスプローラでは暗号方式がStandardのパス付きZIPファイルは解凍できない。このようなZIPファイルは、ArchiDroidで解凍するといいだろう。

archidroid_010ArchiDroidのメイン画面で「Unpack Archive」を選択したら、まず「Archive file path」の欄の横の「…」を押そう。

archidroid_011ファイルブラウズ画面が表示されたら、解凍したいZIPファイルのあるフォルダに行き、ファイルを選択しよう。

archidroid_012「Unpack」を押すと解凍が開始されるが、パスワードで暗号化されていた場合は、このようなメッセージが表示される。

archidroid_013「Use password」にチェックを入れて、パスワードを入力しよう。

archidroid_014パスワードが正しければ、解凍が実行されるぞ。

ES ファイルエクスプローラ
ArchiDroid

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2011年08月30日20時25分 公開 | カテゴリー: ファイル管理 | キーワード:, | Short URL
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