パソコンを遠隔操作するなら「android-vnc-viewer」

さまざまなアプリが利用できるスマフォとはいえ、パソコンでフリーソフトを活用しまくっている人にとっては、まだまだ物足りない。パソコンで利用していた機能が実現できなくて不満に思うことが多いなら、いっそのこと自宅のパソコンを遠隔操作できるようにしてしまおう。小さなAndroid端末を1つ持ち歩くだけで、いつでも自宅パソコンの機能を利用できるようになるぞ。

Android端末から自宅のWindowsパソコンを遠隔操作するには、パソコンに「UltraVNC」をインストールして実行しておき、Android側では「android-vnc-viewer」というアプリを使うのがオススメだ。Androidのブラウザのように拡大・縮小やスクロールが可能なので、Androidの小さな画面でも十分快適に操作できるぞ。

vnc_001WindowsパソコンにUltraVNCをインストールし、VNC Serverを起動したら、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから「Admin Properties」で接続設定画面を開こう。

vnc_002
「Authentication」の欄で接続に必要なパスワードを設定する。

vnc_003インターネットを経由して外出先からアクセスしたい場合は、ルーターのポート解放設定で、5900番へのアクセスをVNC Serverを実行しているPCのローカルIPアドレスに転送するように設定しよう。

vnc_004Android上でandroid-vnc-viewerを起動したら、VNCに設定したパスワードと、アクセス先アドレスを入力しよう。インターネット経由でアクセスする場合は、自宅のグローバルIPアドレスを覚えておいて入力する必要があるが、「ieServer.Net」などのDDNS(ダイナミックDNS)サービスを利用すれば、「username.myhome.cx」のような覚えやすい名前でアクセスできるぞ。

vnc_005接続に成功すると、パソコンの画面が表示される。デフォルトの操作モードでは、画面を指でドラッグすると画面がスクロールし、タップでその場所をクリック、長押しでドラッグ開始、そのまま指を動かして放せばドロップ、ダブルタップでは右クリックが行なわれる。また、2本指のピンチ操作で拡大率の変更が可能だ。

vnc_006メニューボタンを押すと、このようなメニューが表示される。

vnc_007「入力モード」で「マウスで操作モード」を選択すると、スクロールや拡大や縮小ができなくなる代わりに、ダブルタップが右クリックにならずにダブルクリックとして扱われるようになる。

vnc_008画面を長押ししたときなどに表示されるパネルの真ん中のボタンをタップすると、スクリーンキーボードによる入力モードになる。

vnc_009キーボードの付いていない端末でも、キー入力を送信できるぞ。

UltraVnc(※Google検索で最初に出てくる日本語版は更新が停まっているので注意)
android-vnc-viewer – Android マーケット
ieServer.Net

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2011年06月22日14時17分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード:, | Short URL
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