ソニー・エリクソン製のゲームキーパッドを搭載したスマートフォン「Xperia PLAY」 （SO-01D）は、10月中旬以降に全国のドコモショップで事前予約が開始される。ゲーム操作に快適な方向ボタンや△○×□ボタン、タッチパッドなどを搭載したゲームキーパッドは、タッチスクリーンのみでは難しかったゲーム操作が可能になる。使い慣れたキーパッドによる操作性は、想像以上に快適だぞ。

ソニー・エリクソンの親会社であるソニーは、「PS Suite」および「PlayStation Store」に対応することを明言しており、プレステ1のゲームを次々に投入していく予定だ。なお、Xperia PLAYは形がPSP goに似ているため、PSPゲームへの対応も期待したいところだがまだ予定はないようだ。

編集部にある海外端末では、以下のゲームがプリインストールされている。

クラッシュ・バンディクー

Asphalt 6

Star Battalion

Bruce lee Dragon Warrior

ドコモから販売される日本版端末では、上記のゲームに加えて、下記のゲームがプリインストールまたは無料ダウンロードできる。

みんなのGOLF2

ロコロコミッドナイトカーニバル

Playstation Storeで発売予定なのは、以下の4タイトル。

I.Q Intelligent Qube

XI[sai]

アーク ザ ラッド

ワイルドアームズ

GMOの「Ｇゲー」で発売予定なのは、以下の7タイトル。

デビル メイ クライ4 リフレイン

ソニック・ザ・ヘッジホッグ

LUMINES TOUCH FUSION for Gゲー

DARK SPIRITS

超ヒーロー皇牙

-0［MINUS ZERO］

El Shaddai ASCENSION OF THE METATRON Android Version

以上見たように、これまでは全くゲームがそろっていなかったが、PS Vitaの発売に合わせてなのか、ダウンロードコンテンツに一気に力を入れてくるようだ。日本国内の発売が楽しみになってきたぞ。

コントローラの部分を開くと、このようにXperiaPLAYダウンロードタイトルが表示される。一時期は、5タイトルくらいしかない状態が続いてひどい有様だったが、今や40タイトルほどをダウンロードすることができる。特にMinecraftや、BATTLEFILEDといった洋ゲーが好きな人にはたまらないタイトルがそろっているぞ。

日本で発売されることになって、Xperia PLAYゲームだけでなく、プレステ1のゲームを販売する「PlaystationStore」が追加されるため、日本で発売されてからしばらく経てば、多くのゲームがそろうだろう。

あんスマ編集部では、海外端末で実際にゲームをプレーしてみた。Xperia PLAYでのプレーがどんな感覚なのかを一足先に味わってほしい。

コントローラのありがたみがよくわかる「クラッシュ・バンディクー」

最初からセットされているSDカードを使う場合以外は、523MBあるものをダウンロードすることになる。無線LAN環境が必須だ。

タイトル画面だ。L2とR2はボタンがないので、基本的にスクリーン上をタッチすることになる。

キーの割り振りもいくつかを選ぶことができる。L2とR2をタッチパッド(アナログスティックの部分)に割り振ることも可能だ。

動作は軽快で、普通にプレステのゲームを遊んでいる感覚でプレーすることができる。　なお、アナログスティックの代わりに用意されているタッチパッドだが、アナログスティックのように一気に傾けることで移動したり、微妙な向きへ走ったりといったことはやはり難しい。コントローラのほうは非常に軽快で、やはりAndroidでタッチしながら遊んでいたころよりかなりゲームはしやすい。コントローラのありがたみがよくわかる。

説明書も一応用意されている。ある程度の操作はわかるはずだ。このバージョンは英語バージョンだが、日本向けは日本の説明書になる予定だ。

なお、携帯機らしく、終了するときに再開するためのステータスを保存することができる。

再開時は、続きから遊ぶことができるぞ。

3Dシューティング「Star Battalion」の美麗グラフィックに感嘆！

ミッションをこなしながら進んでいくタイプの3Dシューティングゲームだ。正直な話StarFoxと完全に同じ操作のゲームだ。Xperia PLAYのタッチパッドにも対応しているため、細かな操作が可能になっている。

このゲームは、プレステのゲームではなく、XperiaPLAY向けにきちんと開発されているため、3Dグラフィックはかなり美麗だ。1GHzのCPUを存分に生かしている。

3D格ゲー「Bruce lee Dragon Warrior」は敵が弱過ぎて物足りない…

3D格闘アクションゲームだ。ストリートファイターみたいなものと思ってもらえばいい。正直連打しているだけで勝ててしまうことがあるのはどうなんだろう。

酔拳を使う敵や、師範的な老師が出てきたりと、若干ジャッキー・チェンの映画と交じっているような敵がよくでてくる。香港映画らしいといえば香港らしいか。

「テトリス」や「ぷよぷよ」もゲームコントローラに対応してほしいぞ！

しかしテトリスやぷよぷよといったゲームは、Android全般向けでありコントローラやタッチパッドに対応していない。なお、同じ落ちゲーであるLuminesはXperia PLAYに対応しているバージョンが発売されている。テトリスやぷよぷよもはやくコントローラを割り振ることができるようになればいいのだが…

Xperia PLAYは、これまでのXperia系の端末の中では、Androidのホームアプリもかなり最適化されており、Android端末としてもかなりサクサクに動くのもいい点だ。

Playstation Storeが開始し、プレステ1のゲームが十分にそろったとき、特にプレステ1のゲームが好きな人にはオススメできる端末になると言えるだろう。ゲームをするときにやっぱりコントローラは操作しやすく偉大なのである。

・PlayStation Store | プレイステーション オフィシャルサイト
・Ｇゲー by GMO │ GMOゲームセンターでアンドロイド（Android）ゲーム
・NTTドコモ、ゲームキーパッドを搭載したプレステ携帯「Xperia Play」を発売