スプレッドシートでは関数を使用したセルやグラフの作成も可能だ 特集その3

googledocsicon2表計算用のスプレッドシート文書は、モバイル版でもある程度編集できるが、列の数を増やせなかったり、連続したセルの入力が面倒だったりして、あまり使いやすくない。
パソコン版Googleドキュメントの方が、Enterキーで次の行のセルの入力に進めるなど、操作性がよくなっているぞ。
関数を利用した式をセルに入力することで、ほかのセルの合計や平均などの値を自動算出して表示させることもできる。関連するセルの値を変更すると自動的に値が更新されるので、修正の手間が減って便利だ。
セルの値をグラフとして表示する機能も利用できる。グラフのスタイルは、円グラフや棒グラフ、折れ線グラフなどさまざまなものが用意されているぞ。作成したグラフは、Webクリップボードにコピーすることで、ワープロ文書中に埋め込むことが可能だ。


セルの入力は快適に行える

googledocs_301スプレッドシートでは、端末のメニューボタンを長押しすれば、すんなりと文字入力が可能だ。なお、スプレッドシートはワープロ文書の編集画面と違い、マルチタッチでのピンチ操作でズーム表示を行なえるぞ。


googledocs_302Enterキーを押せば、次の行にフォーカスが移り、すぐにセルの入力が可能だ。ただし、日本語テキストの入力時は、フォーカスが移ってからもう一度Enterキーを押して明示的に入力中の状態にしないと、入力が受理されないことがある。


関数を使ったセルを作成可能

googledocs_303関数を使うには、「=」に続いて関数名やオプションを入力しよう。セルの値の和は「SUM」、平均は「AVG」だ。利用できる関数の一覧は「Google スプレッドシートの関数リスト」を参照しよう。

googledocs_304「=SUM()」の括弧内に「b2:b6」のように開始セルと終了セルを「:」で区切った物を指定すれば、その範囲のセルの合計を表示させられる。

googledocs_305関数セルをEnterキーで確定すると、このように計算結果に置き換わって表示されるぞ。

googledocs_306範囲内のセルを修正すると、自動的にセルの値が更新される。


セルの値を元にグラフを作成できる

googledocs_307グラフを挿入するには、メニューの「挿入」から「グラフ」を押そう。

googledocs_308「開始」のページの範囲指定欄で、欄でグラフとして使用する範囲の左上と右下のセル名を「:」で区切ったものを指定しよう。

googledocs_309「グラフ」タブでグラフの種類を選択し、設定を調整して「挿入」を押そう。

googledocs_310このように、設定に従ってグラフが生成されるぞ。


グラフはワープロ文書に貼り付けられる

googledocs_311グラフをタップして選択状態にすると、右上にグラフ名のボタンが表示される。これをタップするとこのようなメニューが表示され、「グラフをコピー」を実行すると、ウェブクリップボードにグラフが格納される。

googledocs_312ワープロ文書の編集画面で、ウェブクリップボードのボタンを押し、先ほどコピーしたグラフを選択しよう。

googledocs_313このように、作成したグラフが文書中に挿入されるぞ。

Google スプレッドシートの関数リスト

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2011年09月12日12時43分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード: | Short URL
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