Googleは、台風12号災害情報サイトにて、台風12号で特に大きな被害を受けた紀伊半島について、同地域の通行実績データを公開中だ。引き続きGoogleは、紀伊半島の衛星写真を順次公開していく予定だと、9月9日付けの「Google Japan Blog」で報告した。

現在、台風12号災害情報サイトに、GeoEyeの人工衛星「GeoEye-1」等で、災害発生後に撮影した「和歌山県新宮市熊野川下流域」と「和歌山県那智山見晴台付近」の衛星写真を公開中だ。スマートフォンからもアクセスできるので、興味のある人は見てほしい。道路が寸断されている様子や、現地の被害状況を知ることができる。

なお、通行実績があると表示されている道路でも、前日時点の情報のため、通行できることを必ずしも保証するものではない。実際の道路状況は、緊急交通路に指定されるなど、通行が規制されている可能性もあり、マップと異なる場合があるからだ。救援に向かう人や、支援物資の輸送に携わる人は、事前に、国土交通省、警察、東日本高速道路などの情報を確認してから向かってほしい。

通行実績データは、本田技研工業から提供を受け、前日（前日0時～24時の間）に通行実績のあった道路を青色、同期間中に通行実績のなかった道路を灰色で表示している。マップは「地図」と「航空写真」の切り替えが可能だ。

原稿執筆時点で、災害発生後に撮影した「和歌山県新宮市熊野川下流域」と「和歌山県那智山見晴台付近」の衛星写真をマップに重ねることができる。マップ上部の「Layers」をタップし、次に出て来る画面で重ねたい衛星写真にチェックマークを付ける。右上の「×」ボタンで戻ると地図上に衛星写真が表示されるぞ。

・台風12号災害情報
・Google Japan Blog: 紀伊半島の衛星写真を順次公開します
・Google Japan Blog: 台風 12 号で大きな被害を受けた紀伊半島の通行実績データを公開します