【Androidの基本テク】アプリのバックグラウンドでのデータ通信を個別に禁止する

Androidでは、ユーザーが操作しているフォアグラウンドアプリだけでなくバックグラウンドで動作しているアプリも、最新情報の取得などのためにインターネットでの通信を行うことがある。アプリによっては何十~何百MBもの通信が発生することもあり、格安MVNOサービスの「一定容量まで高速通信可能」の枠を知らない間に使い切ってしまったりするので困りものだ。

Android4.0以降では、アプリごとのデータ通信量を確認してバックグラウンドでのデータ通信を禁止する機能が搭載されている。
フォアグラウンドでの動作時やWi-Fi接続時はブロックできないので、カットできる通信は限られているが、OSの標準機能なので、「NoRootファイアウォール」などの通信制御アプリを導入するより端末への負荷は少なく、通信速度低下やバッテリ消費量の増加が起こりにくい。元から余計な通信を行うアプリを極力使わないようにしている人などは、Androidのバックグラウンドデータ制限のみで済ませてもいいだろう。
また、NoRootファイアウォールは端末を再起動すると停止状態になってしまうという制限があるが、Android側のバックグラウンドデータ制限は常に有効だ。バッテリ切れなどでデータ通信を無効にする前に再起動してしまったとき、不要なバックグラウンド通信が発生するのを防ぐため、NoRootファイアウォールなどを使っている場合でも、Android側のバックグラウンドデータ制限設定を行う意味はあるぞ。




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Android 4.0以降の標準機能でデータ通信の使用量を確認・制限するには、Androidの設定画面の「データ使用」に進もう。


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このような画面で、最近のデータ通信使用量や、使用量が上位のアプリが表示されるぞ。「モバイルデータの制限を設定」にチェックを入れると、一定通信量を超えたときに自動的にデータ通信を停止させることも可能。グラフ右側のつまみをドラッグして、上限を変更しよう。


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初期状態のグラフにはデータ通信使用時の通信量しか表示されないので、データ通信をまだ使ったことがない状態ではどのアプリがどのくらい通信するのかが分からない。メニューから「Wi-Fiの使用状況を表示」を有効化すると、Wi-Fi接続中の通信量を確認できるぞ。


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上部に「モバイル」「Wi-Fi」の切り替えタブが表示され、Wi-Fi接続中の通信量のグラフを確認できる。


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アプリ一覧の項目を選択すると、そのアプリの通信状況が表示される。下の円グラフでは、バックグラウンド通信の割合を確認可能だ。データ通信時の通信を控える機能を備えたアプリもあるが、基本的にはデータ通信時もWi-Fi接続中と同じように通信を行うと考えていいだろう。


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グラフの下の「バックグラウンドデータ制限」にチェックを入れると、そのアプリのデータ通信時のバックグラウンド通信を禁止できるぞ。

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2014年02月21日22時24分 公開 | カテゴリー: 節約・お得情報 | キーワード: | Short URL
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