電車内の卑劣な痴漢は初音ミクが撃退 刑法176条「強制わいせつ」を読み上げる正義の防犯アプリを発動せよ

満員電車の中で女性が急に男の腕を捕まえて「この人、痴漢です!」……というシーンは、テレビの中ではよく見るが、実際に遭遇することはめったにない。痴漢に遭ったとき、その場で周囲に助けを求められる女性はほんの一握り。ほとんどは恥ずかしくて声が出せず、泣き寝入りになっているのが現状だ。
そんな女性の弱みに付け込む輩が野放しになっているのは許し難い。声が出せないなら、代わりにスマホに言いたいことを言ってもらおう。「防犯ピコピコくん」は、ボタンを押すと最大音量でアラームが鳴る防犯ブザーアプリ。痴漢や暴漢に襲われたとき周囲に助けを求めるためのアプリだが、ブザーのほかにも録音した音を大音量で再生する機能がある。これを利用して、初音ミクが朗読する刑法176条の「強制わいせつ」の条文を録音し、痴漢に遭ったとき、ボタン1つでそれを読み上げるように設定するのだ。
どんなに図太い変質者でも、痴漢に及んでいる最中に自分の行為が該当する刑法の朗読が聞えてきたら、ビビって手を引っ込めるはず。それでも効果がないようなら、「防犯ピコピコくん」のサイレンや「HELP!」コールと組み合わせて、周囲に助けを求めるといい。
痴漢行為に泣き寝入りするのは、百害あって一利なし。正々堂々、日本の法律を突きつけて撃退すべし。


「棒読みちゃん」で初音ミクに刑法第176条を朗読させる

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パソコン用のソフト「棒読みちゃん」を使って、入力したテキストを「初音ミク」で朗読する環境を作る(設定の詳細はこちらのサイトを参照)。初音ミクがない場合は、棒読みちゃん標準の音声でも代用可能。棒読みちゃんに刑法第176条を入力して、初音ミクの音声で読み上げられるのを確認

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初音ミクの朗読を「防犯ピコピコくん」に録音する

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防犯ピコピコくん」をインストールする。このアプリはボタンをタップするだけで、パトカーのサイレン音を再現したり、「火事だ!」「HELP!」といったコールを発して周囲に助けを求められる。ここでは「録音」ボタンをタップしよう

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録音はパソコンのスピーカーから直接行う。パソコンの音量を最大にした状態で、初音ミクの刑法176条の朗読を再生し、スマホをスピーカーに近づけて録音しよう。

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録音が完了したら、「ブザーをならす」を開いて「再生」をタップ。自動的にスマホの音量は最大となり、初音ミクによる刑法176条の朗読が開始されるぞ

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電車内で痴漢に遭ったら、こっそり「防犯ピコピコくん」を起動して「再生」をタップ、初音ミクの朗読を開始しよう。身体に接触している痴漢はすぐそばにいるので、イヤでも刑法176条の条文が耳に入ってくる。用心深い痴漢なら、すぐに自分への警告と察して手を引くはずだ。もし痴漢行為が続くようなら、パトカーのサイレン音や「HELP!」のコールを朗読に重ねて再生し、周囲に痴漢に遭っていることをアピールしよう

【続編】駅でスマホを見ながら歩いているヤツに注意勧告

駅の構内でスマホの画面を見ながらチンタラ歩いている輩は、周りの迷惑になるので一度ガツンと言ってやりたいところ。だが、面と向かって注意したらケンカになるかもしれない。そこで、言いたいことを初音ミクにしゃべってもらって、「防犯ピコピコくん」に録音しておく。チンタラ歩いている人を発見したら、本人には気付かれない角度から接近して録音を再生しよう。

WS000011「棒読みちゃん」に、ホームでスマホを見ているヤツに言いたい文句を入力し、初音ミクに朗読してもらう。自分ではなく初音ミクが喋ると考えれば、普段は気が弱くて言いたいことが言えない人でも、ガツンと正論をぶつけられるはず! 文章を作成できたら「防犯ピコピコくん」で録音しよう

alart_01駅の構内、前の人がスマホの画面ばかり見ていてさっぱり前に進まない。こんなときこそ、初音ミクに説教してもらわねば

alart_02スマホをポケットに入れた状態で「防犯ピコピコくん」の「再生」をタップ。前の人が音声に気付いて周りをきょろきょろし始めたところで再生をストップする。あんまりしつこく聞かせると文句を言われそうなので、相手が気付いた頃にはさっさと離脱するのが吉

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2012年10月05日04時09分 公開 | カテゴリー: ライフハック | キーワード: | Short URL
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