文庫本並みの重量のスマホで画面をスワイプしながら文学作品を読み進めていく

本を読まなくなったと言われるようになって久しいが、本や雑誌、新聞などの紙媒体で読まなくなっただけで、パソコンや携帯端末で、日々大量の活字にさらされている。スマートフォンの普及によって、紙に印刷された文字ではなく、ディスプレイに映った文字を読むという習慣が加速していくのは間違いない。

青空文庫は、著作権が消滅した文学作品を収集・公開しているインターネット上の電子図書館だ。著名な作品がすべてそろっているわけではないが、森鴎外、夏目漱石、芥川龍之介、太宰治など、文学史に必ず出てくる名作を読むにはうってつけといえる。

1997年にスタートした青空文庫は、パソコンデスクに座って文学作品を読むという習慣が根付かず、また当初は誤字・脱字が多く、読みたい作品も少なかったため、あまり一般的とはいえない読書法だったが、最近の日本語作品の充実振りには目を見張るものがあり、ビューワの進化も著しく、いまや紙じゃなきゃダメという理由はなくなった。

ソファに腰を落ち着け、またはベッドに横たわりながら、文庫本並みの重量のスマートフォンで、片手で画面をスワイプしながら読み進めていくという体験は、本を読むのとなんら変わることはない。むしろ、読みたい本を、その場で探せるメリットのほうが大きいのだ。

20110701-175521まずは「縦書きビューワ」をインストールし、「メニュー」→「設定」のヘルプにある「青空プロバイダのインストール」をタップ。「青空プロバイダ」をインストールしよう。

20110701-174746次に、青空プロバイダを起動し、「作家別リスト」からお気に入りの作家を選択。

20110701-174802作家名をタップ。

20110701-174819読む作品を選択しよう。

20110701-174825「テキストをダウンロードして閲覧」をタップ。

20110701-174837「縦書きビューワ」が立ち上がる。

20110701-174919画面の配色は、縦書きビューワのメニューから「設定」で変更できる。画面設定の「配色」をタップ。

20110701-190945「古紙画像に黒文字」を選択してみよう。

20110701-175723読みやすいかはともかく、それらしくなった。

20110701-1801191回ダウンロードした作品は、青空プロバイダの「My 本棚」で管理できる。

20110701-180130読み終わったときに「しおりはさんで終了」する習慣をつけよう。縦書きビューワを再び立ち上げ、設定の「しおり」を選択。

20110701-180212すると、途中まで読んだ本のリストが表示され、しおりが挟んであるページから読書を再開できる。

縦書きビューワ – Android マーケット
青空プロバイダ – Android マーケット

関連記事

2011年07月01日20時05分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード:, | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事