2019年版「Fire HD 10」はOSも新バージョンになり使い勝手が向上!

2年ぶりにモデルチェンジしたAmazon製タブレット端末「Fire HD 10」は、OSもAndroid 5.1.1ベースからAndroid 9.0ベースへと一気に新しくなった。OSの進化によって、動作速度やバッテリ持続時間が向上した他、便利な機能も増えているぞ。
スマホアプリは、古いバージョンのOSへの対応を打ち切ってインストールも出来なくなってしまうことが少なくないが、最新のFire HD 10なら、当分の間はバージョン不足を気にせず多くのアプリを利用できるはずだ。



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新旧のFire HD 10を使い比べてまず目につくのが、アプリの権限管理の改良だ。Android 5以前では、アプリが要求する全ての権限を許可してインストールするかインストールをやめるかの2つの選択肢しか無かったが、Android 6からは位置情報やストレージ上のファイル操作などの悪用されやすい機能はインストール後に別途可否を設定出来るようになった。許諾をしなくても、それらの権限が不要な部分は使えるので、従来より安心してアプリを試せるぞ。


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タブレットではスマホほどお世話になることは多くないかも知れないが、通知の表示制御機能も改良されている。従来は各アプリ全体のみだった通知表示のオンオフが、対応アプリでは種別ごとに設定出来るようになったぞ。


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新しい通知が出ると、このようなバルーンが表示されて、素早く内容を確認したり返信などのアクションを行えるようになった。


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アプリ情報画面からは、メモリやバッテリー消費、ネット通信量なども確認可能になった。各項目のタッチで進める詳細画面では、バックグラウンド通信の制限やバッテリー最適化などの設定を行い、リソース消費を抑えられるぞ。


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ブラウザなどでのテキスト選択も、画面を長押して選択モードに入った後そのままドラッグして選択範囲を調節できるようになり、使い勝手が向上した。


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電源ボタンを押し続けたときの動作も改良されている。従来は単に電源を切るかの確認メッセージが表示されるだけだったが、新モデルではメニューが表示されるようになり、再起動やスクリーンショットの撮影も行えるようになっている。


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PIP(Picture in Picture)として、動画再生などを小窓で表示しながら他のアプリを使用する機能も追加された。オーバーレイ表示を利用して独自に実現していたアプリもあるが、OS側で用意されたことで操作方法などが統一されて使いやすくなったぞ。


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Androidのバージョンアップで追加された機能の全てがFire HD 10に実装されているわけではない。
未実装で特に残念なのが、画面を分割しての複数アプリを同時表示する機能だ。タブレットの大画面を活かすためにも、今後のシステムアップデートで是非とも実装して欲しいところだ。
タスク切り替えボタンをダブルタップすることでで一つ前のアプリに素早く切り替える機能は実装されているので、複数アプリでの作業はかなりやりやすくなっているぞ。


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通知画面上部のボタン配置のカスタマイズも未実装だ。ただし、データ通信などが無くボタンが少ないFire HD 10では、こちらはあまり不足感はないかもしれない。
なお、従来は常に2行だったボタンが、コンパクトな1行に折りたたまれた状態で表示されるようになっているぞ。隠れているボタンは、ボタンパネルを更に下にドラッグすることで表示される。

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2019年12月09日05時13分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード: | Short URL
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