LINEなどのメッセージ履歴を既読にせずに快適に閲覧できる「メッセージ通知履歴」

LINEの「トーク」機能では、送信したメッセージを相手が表示すると履歴に「既読」と表示され、読まれたことが一目で分かるようになっている。応じたくない頼み事など面倒な連絡が送られてきたときに、読んでいないことにして明示的に断ることなく回避することなどが出来ないので厄介だ。
通知欄やポップアップを見るだけなら既読にはならないが、通知欄では長文は冒頭までしか表示できないし、ポップアップは邪魔くさくて有効にしたくない。また、どちらも最新の1件しか表示されないので、複数のメッセージが送られていても古い物は確認できない。

既読にすることなく長いメッセージの全文や過去のメッセージを確認したければ、「メッセージ通知履歴」を使ってみよう。LINEやカカオトーク、commが受信したメッセージを独自の画面で表示してくれるぞ。
「ユーザー補助サービス」という視覚障害者向けの読み上げ機能などのために用意された仕組みを利用して、通知欄に表示された新着メッセージを傍受することによって実現されている。通知欄ではスペースが足りなくて表示しきれない長文も、表示リクエスト自体は数十文字程度格納されているので、大抵のメッセージは全文を確認できるのだ。
ユーザー補助サービスを介して通知欄のメッセージを確認できるアプは「Notification History」などいくつか存在するが、この「メッセージ通知履歴」はチャット/インスタントメッセンジャーアプリ専用となっているため、送り主の名前などが見易く表示される。また、特定の送り主からのメッセージだけをまとめて表示することも可能だ。

メッセージ通知履歴~LINE/カカオ/comm対応~ – Google Play の Android アプリ



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LINEのトークのメッセージが届くと通知欄に表示されるが、本文として表示される文字数は非常に少なく、前置きなどがあると本題はほとんど把握できない。
Android4.1以降の通知欄では縦幅を広げて多くの内容を表示させることも可能なのだが、LINEはまだ対応していないようだ。


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初期状態では、このようなポップアップ通知も行なわれるが、他のアプリを使用しているときに表示されると邪魔くさいのでオフにしている人も多いだろう。また、通知欄もポップアップも最新の一件しか表示されず、過去に送信された内容は確認できない。


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通知項目をタップするなどしてトークの履歴画面を表示すると、送信者の履歴には「既読」と表示され、読んだことを知られてしまう。面倒な頼み事などをされたときに読んでいない振りをして回避することができなかったりして厄介だ。


「メッセージ通知履歴」で既読化させずにトークのメッセージを全件・全文確認


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メッセージ通知履歴をインストールして最初に起動すると、このようなメッセージが表示されるので、「設定画面へ」を押そう。


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ユーザー補助サービスの管理画面が表示されたら、「メッセージ通知記録サービス」をタップ。


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右上の「OFF」となっているところをタップして、確認メッセージで「OK」を押し、通知の傍受を許可しよう。


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以降にLINEやカカオトーク、commでメッセージを受信すると、「メッセージ通知履歴」の画面にこのように全文が表示される。送信主や日時も分かりやすく欄外に分けて表示される。


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画面を→にスワイプすると「フレンド別」という画面に切り替わり、送り主ごとの最新のメッセージが表示される。各項目をタップすれば、そのユーザーから送られたメッセージの一覧が表示されるぞ。


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このように、送信側の履歴には既読マークは付かないので、読んだことを知られずに済むぞ。

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2013年06月08日12時26分 公開 | カテゴリー: ソーシャル | キーワード:, | Short URL
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